
もくじ
1. ごあいさつ
・良い所
3.最後に
ごあいさつ

こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
今日はわんちゃんと暮らすことについて書きたいのですが、誰しもわんちゃんが可愛いくとか、病院に連れていったり、お散歩に行ったりが大変なことはわかっていると思います。
なので、ちょっと獣医さん視点からの観念的な話を書いてみたいと思います。
獣医さん視点でのわんこと生活する良い所・大変なところ

獣医さんから見た前提
獣医さんは、おそらく1番多く飼い主さんをみて、お話ししている存在だと思います。
診察を通して、その人の考え方や行動などに触れる機会が多い職業の一つです。
その経験から言えるのは、ペットに対する考え方は本当に人それぞれだということです。
そして、ペットに対するプライオリティーも本当にさまざまです。
また、飼い始めたときからその子に対する気持ちやプライオリティーの変化を年単位で見ていると、その変化も人それぞれだなと感じます。
わんちゃんに対する考え方とねこちゃんに対する考え方にも少し違いがあるので、今回はわんちゃんにフォーカスして話をしたいと思います。
良いところ
獣医さん的に、わんちゃんと過ごす良いところは一言にまとめると『無償の愛』ではないかと思います。
子犬さんが可愛いはほとんどの人が思うのではないかと思います。
でも、その子が大人になった後にただ存在しているだけで可愛いと思えるのは、そのわんちゃんから無償の愛をもらって、愛情が育ったからではないかと思います。
病院でわんちゃんを見ていると、その子達の飼い主さんへの気持ちは計り知れないものがあるなといつも思います。
忙しくて構ってもらえなくても、土砂降りの日でも毎日ただただ愛を与えてくれるってすごいことですよね。
大変なところ
そして、大変なところは『ギブ&テイク』なことではないかと思っています。
良いところで無償の愛と書いたのにギブ&テイクってどういうこと?と思うかもしれませんが、例えば、目一杯の愛情をくれるわんこたちの寿命は人に比べてとても短いです。
愛してくれればくれるほど、病気になったときの苦しみや失ったときの悲しみはとっても深くなるといった具合です。
よく、病気で苦しんでその末に亡くなった後に、もうペットを飼う気持ちになれませんと言われる飼い主さんに出会います。
もちろんその子の苦しみ方にもよるのかもしれませんが、獣医さんとしては心の中ではそう思うぐらい大切に思える人だからこそ、また気持ちが落ち着いたら新しいわんちゃんをお迎えしてもらえたらいいなと思っていたりします。
前提の話でも書いた通り、わんちゃんへの考え方の違いやプライオリティーには色々あります。
もちろん、人間も生活していかないといけないので全てのものをわんちゃんにさけるわけではないです。
でも、してあげられなかったという苦しみや葛藤もその子への愛情の裏返しだと思いますし、それを含めてわんちゃんと暮らす意味なんじゃないかと思います。
最後に
動物病院は、ある意味極限状態にたたされる場所でもあり、お金もかかる場所なので、意地悪な言い方をするとその人の本質的なところが出やすい場所でもあるんじゃないかと思います。
何か治療がかわるわけではないのですが、獣医さんも人間なので、お金を出す出さない治療を受ける受けないというよりは、自分の子への態度や気持ちがしっかり伝わってくる人にはやっぱり心を動かされます。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ