
もくじ
1. ごあいさつ
3.最後に
ごあいさつ

こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
先日、腫瘍を患うわんちゃんの飼い主さんから食事のことを聞かれたことがありました。
この食事に関することは、実はよく質問を受けるので、今回は私の経験なども踏まえて腫瘍と栄養についてまとめてみたいと思います。
獣医さんが解説する腫瘍と栄養学

腫瘍の患者さんの食事の基本的な考え方
よく質問を受けるのは「何を食べさせるのがいい?」ということなのですが、人間の時間の感覚からするとわんちゃんの腫瘍はとても進行が早いものが多いです。
そして、なかなか早期発見が難しいことも多く気づいたときにかなり進行してしまっていることもとても多いです。
それを踏まえて、一番根幹にあるのはまずは食事量を落とさないということです。
腫瘍は、動物さんの身体にある栄養素をどんどん吸い取って成長していきます。
そのため、同じ量を食べていてもどんどん体重が減ってきてしまいます。
さらに足りない栄養は今ある筋肉などを分解してまで得ようとするので、今まで身体に蓄えていた筋肉も脂肪もどんどん消費していってしまいます。
その結果、悪液質といって身体が栄養失調の状態になってしまい、免疫力や体力を落ちるという悪循環が生まれていくのです。
とくに、抗がん剤などをしている場合は、投与後に食欲が落ちてしまうことがよくあります。
こういった場合は、どの栄養がいいかより食べれるものをとにかく食べてもらうのが重要になってくると言えると思います。