獣医さんのコラム(28)獣医さん的、子猫をお迎えする時の注意Top3

もくじ

1. ごあいさつ

2.子猫をお迎えする時の注意Top3

第3位 長生きします!

第2位 誤食に注意

第1位 避妊去勢は計画的に

3. 最後に

ごあいさつ

あけましておめでとうございます。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

年末の子犬さん編に引き続き、新年1つ目のコラムとして子猫さん編をおおくりします。

私も猫好きなので、よくペットショップのねこちゃんコーナーを見に行ってしまうのですが、子猫さんは子猫さんで、わんちゃんとは違う注意点があります。

今から、ご家族に迎えることを検討されている方の参考になれば幸いです。

子猫をお迎えする時の注意Top3

第3位 長生きします!

とっても良いことなのですが、猫ちゃんは致命的な病気などがなければかなり長生きする子が多いです。

うちの子でも、享年19歳の子や、23歳の子がいたりします。

特に、Mixのねこちゃんの方が長生きな印象です。

20年も寿命があると、家族の状況なども変わってしまうことが多いので、お迎えする時は、20歳生きる覚悟でぜひ計画的にお迎えしてくださいね!

あとは、犬はOKだけど、猫はダメというお家が多いので、住むところに苦労する

ことが多いので注意です。

第2位 誤食に注意

おもちゃの紐を噛みちぎって、先についていたおもちゃを丸呑みしたり、紐を食べてしまったり、服に穴をあけたりとねこちゃんは意外と誤食が多いです。

食べる子はずっと食べることが多いので、その子のキャラクターによっては気をつけて生活しないといけない場合があります。

また、わんちゃんは誤食するとまず催吐剤で吐かせることができることが多いのですが、ねこちゃんは催吐剤の効きが悪いので、麻酔をかけて内視鏡で摘出したりと大ごとになりやすいので誤食は注意が必要です。

第1位 避妊去勢は計画的に


わんちゃんとは違って、ねこちゃんは発情するとご近所迷惑になるぐらいの声で鳴いてしまったりと、性成熟が問題になって慌てて手術をすることも多いです。 

男の子は、大人になるとおしっこスプレーをしたり、尿の臭いもキツくなるので、

可哀想に思うかもしれませんが、事前にご家族で話し合っておいてもらい、避妊去勢手術の時期を獣医さんと決めた方がいいと思います。

ねこちゃんの発情は、困っている姿をよく見るので要注意です!

最後に

ねこちゃんはごはんをちょこまか食べるので置きっぱなしにしていることも多いと思うのですが、避妊去勢手術をするともの太りやすくなるので、好きなだけ食べられる環境だと太ってしまうので気をつけてくださいね。

特に、男の子は少し見ない間にお相撲さんのようになっている子もいるので要注意です。

参考になったでしょうか?

今年も、こんな感じで獣医さん目線でのコラムを更新予定なので、楽しんでいただけたら幸いです。

今年もTalkvetsをよろしくお願いいたします!

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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