
もくじ
1. ごあいさつ
3.最後に
ごあいさつ

こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
本日のテーマは、ペットホテルです。
お盆の時期を過ぎてしまったので、ちょっと取り上げるのが遅いような気がするかもしれませんが、
動物病院ではお盆後に、お盆にホテルに泊まっていて…という子の診察が一巡したところです。
ひと段落したところで、今日はそんなホテルの話をしたいと思います。
獣医さんが解説するペットホテルの心得

ストレスになる?
一部、フリーで他の子達と一緒に過ごすようなホテルもありますが、基本的にはペットホテルでは各自のお部屋があって、お散歩の時間やスタッフの手が空いたときに外に出してもらってお散歩に行ったりフリーで遊ぶ時間を過ごすのが基本です。
ただやっぱり、いつもと違う環境に置かれるので、たとえ慣れ親しんだサロンや病院であってもストレスはどうしてもかかってしまうのは事実です。
ちなみに、フリーのペットホテルの方がいいのかというと、他のわんちゃんが大好きで物怖じしない子以外は、知らないわんちゃんの中に置かれるのもまたストレスなことも多いので、どちらがいいとはちょっと言い難いかもしれません。
体調を崩す?
実は、意外とペットホテル中に具合が悪くなるというのは少なかったりします。
というのは、ホテル中はやっぱり緊張が強くアドレナリン優位になりがちだからです。
ホテル中は食欲がなかな出なかったり、うんちが出なかったりということはあっても、体調を大きく崩すことはそんなに多くありません。
一番体調を崩しやすいのは、ホテルからお家に帰った後で、一番多いのは下痢や軟便、嘔吐などです。
人でも、気が緩んだら体調を崩して…というような話を聞きますが、まさにわんちゃんたちでもそういったことが起こります。
あとは、ホテルやトリミングといったストレスがかかる状態で必ず消化器症状が出る子の中には、非定型型アジソン病といって、ストレスに対抗するホルモンを作れない病気もあったりします。
特に病気を持っていない子でも、ホテルから帰ってきた後でお腹の調子は悪くなったりすることがよくありますが、毎回となると要注意と覚えておいてください。
その場合は、必ず獣医師にその状況を伝えてくださいね。
ねこちゃんの場合
ねこちゃんの場合は、わんちゃんとはまたちょっと違います。
後から体調を崩す子もたまにいますが、わんちゃんよりは少ない印象があります。
ただし、ねこちゃんの場合はホテルで預かった直後は、ごはんを一口も食べなかったり、トイレを2日近く我慢してしまったりとなかなか環境に適応するのが苦手な子も割と多いです。
そういう子達は山を越えると段々と食事をとってくれたり、トイレをしてくれたりしますが、やっぱりホテル中はずっと緊張状態ということも少なくないです。
あとは、怒ってしまってお世話させてくれない子も一定数いるので、ねこちゃんの場合は1~2日の不在であれば、お家にごはんをしっかり用意してお家にいてもらうというのもありだと思います。
3~4日以上の不在の場合は、どなたかに様子を見に来てもらったり、ペットシッターさんにお願いしたりと工夫が必要です。
ただし、お家にいてもらう場合は、見守りカメラを置いて、短期でも何かあったときは対応してもらえるようにしておくことをおすすめします。
最後に
意外と、ホテル中もケロッとしている子もいれば繊細な子もいるので、こればっかりはその子によってだいぶ違うので、お家の子のキャラクターに合わせて考えてあげるといいと思います。
あとは発作持ちや心臓がかなり悪いなど持病がある子は病院のホテルの方が安心なので、主治医さんに相談してみてくださいね、
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ