中井シアくん
M.シュナウザー 14歳の男の子
〜お悩み〜
認知症なのか昼夜逆転っぽく夜に起きてしまう悩みについて相談いただきました。
〜ご相談内容〜
→認知症もお持ちな様子ではありましたが、
お話をお聞きすると、足腰が弱く自分で立ち上がれないのでお昼間にも同じように、立ちあがろうとしてバタバタするという症状が出ているとのことでした。
認知症が第一の原因というよりは生活習慣としての昼夜逆転やわんちゃんの自然な夜の行動が足腰の不自由さから行えないことの比重が大きいように感じました。
→そこで、昼間になるべく活動させる生活習慣づくりと、ベットの素材などの変更も提案させていただきました。
かかりつけ病院から、睡眠薬のようなお薬を処方してもらっていて、まだ使わず様子を見ているとのことだったので、なるべくのことをしてみた上で、ご家族の身体の具合で上手にお薬ともお付き合いしていってもらえたらとお伝えし、お薬がどんな感じに効くのかなども少しお話ししました。
ご相談終了後に
相談カルテのデータをお渡しし、経過をみていただいています。
夜中に起きてバタバタしている音がするので
家族も眠れないし、心配しています。
認知症の症状よりも、昼夜逆転や足腰が弱って
自力で立ち上がれないことが大きいように思います。
・生活習慣の見直し、ベットの素材の変更などの環境整備
を試してみてください。
・かかりつけさんと相談で少ない量から投薬も検討してくださいね。
感想をいただきました
シニア犬の悩みをご相談させて頂きました
かかりつけの先生とも連携してくださりとても心強いです
ありがとうございました
その後のお話で、
寝れる時もあったり、1時間で起きてしまったりすることはあるもののお薬なしで頑張っていますとお聞きしています!
執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ