獣医さんのコラム(番外編30)獣医学生たちの研究室でのお仕事

もくじ

1. ごあいさつ

2.獣医学生たちの研究室でのお仕事

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

本日は、箸休め的番外編第30弾をおおくりしたいと思います。

お盆休みが終わって、夏休みも残りわずか…

学生さんにとっては憂鬱な時期かもしれませんね。

獣医学生にとって夏休みを完全な休みとして過ごせるのは、研究室に入るまでになることが多いです。

今回はそんな研究室での生活にスポットを当てたいと思います。

獣医学生たちの研究室でのお仕事

研究室って言われると、どんなイメージがあるでしょうか?

言葉のままズバリ研究しているところでしょ?というイメージじゃないかと思うのですがどうでしょう?

それも間違いではないです。

獣医学生は卒業論文といって、卒業のために1つテーマを決めて研究活動をして論文を書かないといけません。

なので、研究もしています。

いわゆる、基礎系という分野の研究室はその教室でテーマを持っていることが多いので、日々そのテーマにそって学生も研究のお手伝いと、実験動物などの管理や研究室の掃除などの管理業務をすることが多いです。

その他にも、論文を読むというのもよくあります。

基本的に論文は英語なので、英語の論文を読んでこういう内容の論文でしたというような説明をするような会もあったりします。

私たちの時は一生懸命、単語を調べて読んでいましたが、今はどうなんでしょう?

チャットGPTとかグーグル翻訳とか楽できるアイテムがいっぱいあるので、自分で解読しなくてもなんとかなりそうです汗

自分で読まないと読む力は身につかないのでダメなんですが、統計の話etc、日本語で読んでいても意味がわからないものを英語で読まないといけないと、本当にわからなくて大変でした。。

今だとPCさんに聞けばおしえてくれそうで羨ましいです(笑)

ちょっと話はそれましたが、

研究活動がメインの研究室もあると思います。

ただ、私が所属していた臨床系と言われている研究室は逆に、研究は卒業論文のためにしているというような研究室も多いかったです。

じゃあ何をしているかというと、診察のお手伝いです。

臨床系の先生たちは大学附属の動物病院で診療をしているので、そのお手伝いをします。

例えるなら、看護師さんのような仕事をさせてもらっていることが多いです。(もちろん看護師さんもいますが、かなり少なくて学生が診療を補助するのが基本でした)

もちろん、患者さんなので採血とかはさせてもらえませんが、保定といって何か処置するときに動物さんを固定したり、手術の器具出しや麻酔管理(当時は学生が人工呼吸器の代わりにバギングといって手で患者さんの呼吸管理もしていました)、レントゲンを撮ったり、入院管理も学生の仕事でした。

こうやって書くと、結構働いてますね(笑)

あとは、臨床系の研究には、動物さんを使う実験が多いので、研究室用のわんちゃんやねこちゃんを飼っています。

今はきれいな実験動物施設が建っていますが、当時は小汚い犬舎と言われる場所に当番制で毎朝5時集合してお世話をしに行っていました。

うんちなどの処理をして、洗ったりを十何頭分もするので、体もドロドロでとてもじゃないですがそのまま登校できないので、掃除が終わったら一度家に戻ってお風呂に入ってから8時過ぎにまた登校するというルーティーンでした。

これが結構大変だったかもしれませんが今では良い思い出ですね。。

そんな感じでお世話や雑用をこなしつつ、段々上級生になってくると、研究室のお仕事からは引退していき、卒業論文のための実験活動一本に絞られていくというような流れでした。

ちなみに、臨床系の研究室は手術や診察にたずさわれるので昔は人気の研究室だったのですが、

患者さんの状態によっては深夜まで働いたり、夜中にシフトを組んで患者さんに付き添ったりとかなりハードなので、今では不人気な研究室らしいです(苦笑)

獣医学生にも働き方改革の余波が(笑)

今は、自分の時間が取れて、研究もある程度しっかりできる研究室が人気みたいですよ。

最後に

思い返してみると研究室に入ると確かに自由時間が全然なくなりました。

今は臨床系でも学生はなるべく早く返す方針になったらしいですが、

夜中に急変して救急処置を手伝ったり、患者さんに付き添いながら研修医の先生と普段話せない深い話をしてみたり、なんやかんや記憶に残る濃い体験をできたので、楽にはなったと思うのですがちょっと勿体無いなという気もしたりします。

つらかったことが、今になってみると良い思い出だなと思うのは年かもしれませんね笑

それではまた次回のコラムでお会いしましょう。

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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