
もくじ
1. ごあいさつ
3.最後に
ごあいさつ
こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
本日は、箸休め的番外編第34弾をおおくりしたいと思います。
前回の番外編で、国家試験について書いたのですが、今回は現役の獣医学生さんが陥る落とし穴についたを書いてみたいと思います。
当たり前と言えば当たり前ですが、わざとじゃなくてもということもあるので注意です。
日頃の行いに気をつけて!獣医師免許がもらえない!?
獣医師免許は国家試験なので、何か問題を起こすと免許を剥奪されたりということも当然あります。
ただ、免許をもらう前のことも関係があるって知っていましたか?
そして、わざとではなくても誰にでも免許がもらえない…ということが起こりえます!
国家試験前の学生さんは特に注意です。。
うちの母校では、鉄道などの公共交通機関がない環境なので車での移動が日常的です。
一人一台が普通の環境なので、当然、学生さんも車を持っていて車で学校に行っている人も多いです。
そしてみんな、はじめは免許取り立てで車を運転しているので事故も多いです。
あとは、冬は道が凍るので、気をつけて運転していてもスリップ事故を起こしてしまうことも結構あります。
私も、実は2回ほどスリップ事故を起こしていて、1回は雪に突っ込んだだけでしたが、もう1回は対向車に接触したことがあります。(軽くすみましたが焦りました…)
それだけではなく、在学中にもスノボに行くために何人か友達を乗せていてスリップして事故を起こして、搭乗していた人が怪我した…というようなことも聞いたことがあります。
車の事故の場合、それだけでも大変なことですが、
実は、軽微でも人を怪我させると略式起訴されて罰金刑などになることがあります。
そしてその場合、実は国家試験に合格しても獣医師免許をすぐにはもらえない可能があります!(罰金刑などの場合は刑が決まるまで交付が遅れます)
さらに、執行猶予付きでも禁錮以上の刑を受けると執行猶予が終わって一定期間がたたないと交付を受けれません。
特に、最近は飲酒運転などの罰則が厳しくなっているので友達と飲みに行って…というような起こりがちなシュチエーションでも考えが甘いと、最悪な自体にもなりかねません。
実際に、事故を起こして免許が…というような話は在学中にも聞いたので、現役大学生の方は十分注意してくださいね!
最後に
獣医師免許でいうと、特に薬物関係は厳しい処分が待っています。
免許交付が遅れるだけではなくて、もらえないこともあります。
なんせ、獣医さんになると麻薬施用者免許も申請するだけで取れてしまうので厳しくて当然ですよね。
若気のいたりではすまないのでこれから目指す人も現役大学生も十分注意してくださいね。
それではまた次回のコラムでお会いしましょう。

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ