
もくじ
1. ごあいさつ
2.いち女性獣医師の獣医師のキャリアに対する感想8(3~4年目になると)
3.最後に
ごあいさつ
こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
本日は、箸休め的番外編第42弾をおおくりしたいと思います。
獣医さんが一通り何でもできるようになるのには大体2~3年くらいかかるのかなと思います。
その2〜3年が終わると、いよいよ新人から中堅への転換点をむかえます。
今日はその頃の話をしてみたいと思います。
いち女性獣医師の獣医師のキャリアに対する感想8(3~4年目になると)
新人獣医時代をくぐり抜けて3〜4年目になってくると、もう仕事として合わないと思う人たちはやめてしまっているので、ここまでくると獣医さんという職業にやりがいを感じている人たちだけが残っているような感じになってきます。
他のお仕事だと中堅になってくると、役職が上がったり、部下ができたりという変化があると思うのですが、獣医さんに基本的に役職とかがあまりありません。
なので自分の技術を研鑽していくという形になります。
2~3年目ぐらいまでは、だんだんできることが増えていって成長しているという実感があるのですが、それを超えるとある程度身についてしまって成長が鈍化しているような感覚になってくることがあります。
そこで、職業的に知識欲というか、成長欲みたいなものに迫られて、この頃になると自分の興味のある専門科の勉強を始めてみたりする人が増えてきます。
東京近辺や大阪、名古屋とかだと、休みの日に研修に行かせてもらったり、勉強会に参加したりする人が多いです。
ただ、近くに勉強できる環境がなかったり、今いるところでできることが物足りなくなってきたりすると、病院を辞めて大学の附属動物病院や動物医療センターの研修医になって、専門診療というよりまずはじめにその研修先の全部の科に関わって勉強するという道を選ぶ人もいます。
ちなみに、開業を具体的に考える人が増えるのもこのころかなと思います。
正確にいうと働き出したときから開業志望があるひとは多々いますが、具体的に開業ということが見えてくるのがこの頃です。
そのために、他の病院でさらに自分を磨いたり、研修医を経験したりと将来を見据えて病院を移ったりもよくあります。
プライベートごとでいうと3~4年目になると、ストレートで卒業した人でも27~28歳になる頃なので、仕事も落ち着いてきて、将来を見据えて結婚する人が増えるころでもあります。
そして、結婚する人たちを見ていると圧倒的に獣医さん&獣医さんカップル、獣医さん&看護師さんカップルが多いです。
むしろ、他の職種の人と結婚したと聞いたら、どこで出会ったの??と話題になるほどです(笑)
あとは、研修医とかになると結構頻繁に、学生と付き合う人がいるので、まぁ出会いがないっていうことなんだと思います(苦笑)
最後に
3〜4年目からが脂がのってきて楽しくなってくる時期です。
今思うと何でもできる気になっていたようなちょっと恥ずかしい時期だったなと思いますが、話を聞いているとみんなそんな時期を通って成熟していくものみたいです。
それではまた次回のコラムでお会いしましょう。

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ