
もくじ
1. ごあいさつ
3.最後に
ごあいさつ
こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
本日は、箸休め的番外編第73弾をおおくりしたいと思います。
今日は40代になって、獣医として新人、中堅と進んできて、獣医さんとしてやっていくのに一番必要な能力ってなんだろう?とふと思ったときの話をしたいと思います。
その時々で必要と思っていた能力がかわってきたなと最近しみじみ思います(笑)
獣医さんに一番必要な能力って何かを考えてみたら?
獣医さんに一番必要な能力をひとつ選ぶとしたら何だと思いますか?
患者さんからしたら技術と言いたいところかもしれませんが、技術だと広すぎるのでもっと細かい能力的なものでいうと何を思い浮かべますか?
学識?
手先の器用さ?
真面目さでしょうか?
飼い主さんたちが思うものと獣医さん自身が思うことは、もしかしたら少しズレるかもしれないかな?と思ったりします。
ちなみに、獣医さん一般でいうとアンケート結果があるわけではないですが、おそらく『コミュニケーション能力』になるんじゃないかなと思います。
特に臨床系の獣医さんでは何より、飼い主さんとうまくコミュニケーションが取れるかがどうかが治療の成績に関わってきたりします。
例えば、同じ病気だとしても、いつ・どこで・どんなふうに何を伝えるかでどれぐらい治療をしてもらえるかや飼い主さんの気持ちもかわってしまったりします。
なので、なんやかんや一番重要な能力として認識されているような気がします。
(ちなみに、コミュニカーション能力は重要ではあるのですが、口下手な獣医さんの方が、黙々と良い治療をしてくれるというパターンも多かったりします。)
ちなみに私も、新人時代はコミュニケーション能力がほしかったです(笑)
その後、何となく慣れてきてお話がある程度できるようになった頃は、手先の器用さや見るだけで再現できる能力とかがほしいなと思っていた気がします。
考えてみるとその時代時代でこれが必要!と思っている能力がかわるものだなと思います。
そして、色々を経験して中堅なのかベテランなのかよくわからないぐらいになった今といえば、ひとまわり回って、一番獣医さんに必要な能力は『体力』だと思っています。
ちなみにこれは、身体を使う体力という意味ももちろんあります。
立ちっぱなし、動きっぱなし、長時間というのがデフォルトな職業なので獣医を継続するという上でも体力は必須です。
でも、他の意味でいうと、診断や治療がある程度のレベルできるようになると、自分自身を追い込んで最善の治療を目指すのも体力だなと思います。
こんなふうに思うなんて十年前には考えられなかったので、歳をとるというのは恐ろしいものです(笑)
でも、高齢になっても獣医業を続けている獣医さんたちをみているとやっぱりみんな、体力があるなぁと最近思うので、ある意味真理かもしれません。
最後に
節目、節目で体力の低下を感じると聞くのですが、最近、よく体力がなくなったなぁとしみじみ思います。
私観測では他の業界を踏まえて、バリバリ活躍している人をみていると何に対してもエネルギーを持っていて、歳を重ねても概して体力おばけが多いような気がします。
なので、私的には獣医さんでも一番必要なのは体力説を推したいと思います(笑)
それではまた次回のコラムでお会いしましょう。

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ