
もくじ
1. ごあいさつ
3.最後に
ごあいさつ

こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
獣医さんは動物好きな人が多いのですが、実は動物さんに嫌われやすい立場でもあります。
子犬さんの頃は尻尾を振ってくれていたけど汗ということもあります。
今日はそんな境遇の獣医さんからみた相性の話をしてみたいと思います。
獣医さんが解説する実は重要!相性の話

にゃんこ同士の相性
相性の話の1つ目はねこちゃんの話です。
子猫さんたちがギュッとひっついて寝ている姿は堪らなく可愛いですよね?
小さい頃は、兄弟たちと仲良くしている姿を見ると思います。
仲良しの猫たちを迎えるとするとやっぱり兄弟と思うかもしれません。
しかし、残念ながら、大人になると仲良しだった兄弟でも距離ができることが多いです。
ただ、その中でも相性の良い子もいて、そういう子たちは大きくなっても仲良いまま大きくなります。
観察していると、誰とでも仲良くできるねこちゃんがいるようで、そういう子の場合は割と誰とでもうまくやれることが多いです。
お母さんがそういうタイプの場合は、同じような性質を受け継いでいることが多いように思います。
ちなみに、あまり相性が良くなくても、1週間くらいはシャーシャー言い合っていても、段々と程よい距離を見つけて共存できることが多いのでご安心ください。
ただし、相性が良くないとやっぱり一緒にくっついては寝てくれないです。
わんこ同士の相性
わんちゃんは、ねこちゃんとは少し違って人との関係性に影響を受けることが多いです。
最近は、一人っ子のわんちゃんが多いので、そういう子の場合まずは人との関係、次に別のわんちゃんとの関係がくるので、2匹目を迎えると大抵は飼い主さんの注目と愛情を分け合うライバルになることが多いです。
なので、同じお家にお迎えするときは、正直わんちゃん同士の相性がどうなのかはわかりにくいです。
2匹目をお迎えするときは、仲良くできたらめっけものぐらいに思ってもらった方がいいかもしれません。
真にわんちゃん同士の相性が分かるのは、お散歩中のわんちゃん同士の関係かなと思います。
観察していると、どのわんちゃんも怖がる子でも特定の子だけは好きというパターンや、わんちゃん誰とでも仲良くできる子、他のわんちゃんが寄ってくるタイプの子もいるので、よその子たちとの関係を見ていると相性がよくわかるなと思います。
好かれる人っているんです
人間に対しても相性というのはあります。
もちろん、基本的に飼い主さんのことは大好きなのですが、それとは別にやたらと猫に好かれる人やわんちゃんに好かれる人もいます。
秘訣は正直わからないのですが、積極的に構いにいく人よりは、徐々に距離を詰めていった方が仲良くなりやすいように思います。
急に距離を詰ないことと、急に触ろうとしないというのは気をつけてくださいね。
あとは、男の人が嫌いな子は確かにいるかなと思いますので、性別で嫌われても落ち込まないでください。
最後に
私も、動物さんに好かれたいのに、嫌なことばかりするので嫌われて悲しい思いをしていたので、やたらと好かれる人を見て羨ましいです。
ぴとっとされるとメロメロになっちゃうんですが、なかなかきてもらえないです悲
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ