獣医さんのコラム(207)獣医さんが解説する新年の健康チェックリスト!

もくじ

1. ごあいさつ

2.獣医さんが解説する新年の健康チェックリスト!

  チェックリスト①体重

  チェックリスト②耳

  ・チェックリスト③

  チェックリスト④眼

  チェックリスト⑤身体の表面

 

 

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

年末年始、お休みはあっという間ですね(汗)

さて、新年は気分を新たに始めることが多いと思うので、この機会に動物さんともしてほしいことがあります。

それは、お家の子達の健康チェックです!

お家で簡単なチェックするだけで気づけることが実はたくさんあるので、ぜひ一度やってみてくださいね。

獣医さんが解説する新年の健康チェックリスト!

チェックリスト①体重

まずは体重です。

太り過ぎかな…?と気にされている方は実はすごく多いです。

確かに太り過ぎもよろしくないのですが、もっと良くないのは、食事の量や種類などがかわっていないのに知らぬ間に体重が減っていることです。

知らぬ間に起きる体重の減少は、多くの場合は何か病気が進行しているサインです。

徐々に進行していく病気の場合は、わんちゃんもねこちゃんも元気も食欲もあって普段と何もかわらないのに体重だけが減っているというパターンはよくあります。

そしてそのまま気づかずにいると、どこかの時点で何かの症状が出て気づくということになります。

多いのは、やっぱり腫瘍系なので、早期発見がとても大事です。

この機会に体重をぜひチェックしてみてくださいね。

チェックリスト②耳

チェックリストの2つ目は耳の中です。

わんちゃんは外耳炎がとても多い動物さんです。

水面下で進んでいって、急に爆発的に痒みや炎症が出ることもよくあります。

そうなる前に、赤みや耳垢が出ていないかをぜひチェックしてください。

ポイントは赤みと耳垢の量です。

ちなみに、ねこちゃんの場合はあまり赤みや痒みが目立たずに黒い耳垢だけが大量に出ている子もいるので耳の中を覗いてみてくださいね。

チェックリスト③歯

歯も気にされている方が多くて、いつスケーリングをしようかと迷っている人も多いと思います。

歯石がどれぐらいついているのかを改めて確認してみてください。

普段よく目につくのは犬歯や前歯の歯石ですが、この機会に唇をめくってぜひ奥歯をチェックしてみてください。

そんなにひどくないと思っていたけど…ということもあるかもしれません。

あとは、改めてチェックするとぐらついている歯があったり、奥歯が欠けていたりといったこともよくあります。

こうなってくるとスケーリング・抜歯に踏み切るタイミングだと思います。

チェックリスト④眼

眼も改めてチェックしておいてほしいポイントです。

眼をチェックするときは、ぜひ少し暗めの部屋と明るい部屋の両方でチェックしてみてください。

瞳孔の大きさが明るさによって変化するからです。

よく、あれ?っと思うポイントは、結膜(まぶたの裏の粘膜)の赤みや眼の中のレンズの白さ(瞳孔に囲われている部分がレンズです)です。

瞳孔がボロボロになっていることに気づくこともあると思います。

眼の白さは核硬化症という老化現象からきている場合もありますが、白内障が進行しているというケースもあります.

改めてチェックしてみて気になったら一度診察を受けると良いと思います。

あとは、眼のふちにできもの(腫瘤)があるのに気づくということもよくあります。

チェックリスト⑤身体の表面

身体を触るのも大事です。

動物さんは毛があるので、やっぱり意識的に触らないと意外と気づかないということも多いです。

皮膚のできものももちろん、皮膚炎や薄毛、皮下にしこりがないかなどもチェックしてみてください。

あとは、顎下、鎖骨のあたり、脇、股、膝の裏などはリンパ節があるので意識的に触ってみてもらえたらと思います。

顎のところのリンパ節は通常でも触れますが、左右差が大きかったり、異常に大きかったり(触る子の身体の大きさにもよりますが、小型犬で2~3cm以上の場合は大きいと思ってもいいと思います)する場合は要注意です。

ちなみに他の部分のリンパ節は基本的に触れないことが多いので何か触る場合はおかしいと思ってもらっていいと思います。(通常は所属領域の炎症に影響されて腫れますが、リンパ腫など腫瘍の場合もあります)

最後に

やっぱり病気は早期発見が大事!

そして、病気ではなくてもいつからその状態であるかを飼い主さんが把握していると、病気が発症して病院にかかったときに、除外診断のヒントになります。

是非この機会に、お家で簡単に健康チェックしてくださいね。

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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