獣医さんのコラム(236)獣医さんが解説する予防のときに健診は受けるべき?

もくじ

1. ごあいさつ

2.獣医さんが解説する予防のときに健診は受けるべき?

  健診って受けていますか?

  病院でおすすめされることが多いのは?

  何をすべき?

 

 

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

予防シーズンに動物病院に行くときに、知っておいた方がいいことの一つが健康診断かもしれません。

毎年、このシーズンに血液検査をしているという方もいらっしゃると思いますが、今回は健康診断は必要なの?や何をしたらいいの?という話をしたいと思います。
今年の検査の参考になればと幸いです!

獣医さんが解説する予防のときに健診は受けるべき?

健診って受けていますか?

春の予防シーズンはフィラリア予防がメインになるのですが、多くの病院ではフィラリア検査と一緒に血液検査などの健診パックのような名前のものを設けていたりします。

この時期に健診パックを設けるのには理由があって、フィラリア予防は予防シーズンのはじめにフィラリア検査をするのですが、この検査が血液を使った検査であることが大きいです。

健康診断というとで必ず入ってくるのが血液検査なので、わんちゃんや飼い主さんにとって採血というけっこうなイベントを2回しなくても1回の採血でしてしまえるというのが最大のメリットです。

あとは、少し体調が悪くても食欲が落ちないタイプの子だと予防のために1年に1回しか病院に行かないというパターンもあるので、この予防の機会に異常が出ていないかをチェックしてほしいという理由もあります。

動物さんはどうしても、言葉で異常が伝えられないのと、人間より異常を隠してしまいやすいので、ギリギリまで病気が見つからないというケースが多かったりします。

そういう異常をなるべく早く見つけるきっかけづくりという面でもキャンペーンなどを設けて積極的に勧めていることも多いです。

病院でおすすめされることが多いのは?

健康診断はいつから受けたらいいですか?という質問もよく受けるのですが、この回答として一般的に中年になったら受けた方がいいというのをよく聞くような気がします。

ここでいう中年は5〜7歳といったところで、人間年齢に換算すると大体30代の半ばぐらいからというイメージです。

人間で当てはめても、確かにそろそろ人間ドッグも受けないとな…と思い始める年齢だと思うのでわかりやすい指標のひとつだと思います。

何をすべき?

もう一つの問題として、基本的に血液検査を勧められることが多いと思うのですが、それで良いのかというところだと思います。

意外とよくあるのが、春に健診で血液検査を受けているのに、夏ぐらいに具合が悪くなって病院を受診して病気が見つかったというパターンです。

もちろん、進行の早い病気で健診の後に発症したということも考えられるのですが、実は身体の中に異常があっても血液検査には出てきていなかったということもあったりします。

人間と違って腫瘍マーカーなどが一般的ではないので、血液検査で腫瘍があるかどうかを判断はできないですし、血液検査だけで全ての異常をキャッチするのは難しいです。

もちろん、病気を見つけるのが怖いから健康診断を受けたくないという方もいるとは思うのですが、なるべく早期発見して長生きしてほしいから健診を検討しているという方は、できれば中年以降はレントゲンや超音波検査などの画像検査も一緒に受けてもらえると見逃しがかなり減ると思います。

最後に

考え方は人それぞれ、病院によっても様々だったりします。

健診に力を入れている病院もあればそうでない病院もあると思うのですが、受けておいて損することはないというのが獣医さんの共通した意見かなと思います。

動物さんは人より何事も進行が早い分早期発見が大切なので、迷っている方はぜひ受けてもらえると良いと思います!

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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