獣医さんのコラム(238)獣医さんが解説するドッグスポーツって何?

もくじ

1. ごあいさつ

2.獣医さんが解説するドッグスポーツって何?

  ドッグスポーツって知ってる?

  獣医さんが感じる良いところ

  注意すべきこともある?

 

 

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

動物病院に来られているわんちゃんの中には習い事をしている子がいたりします。

多いのはしつけ教室ですが、今回取り上げるドッグスポーツをしている子も増えてきているような気がします。

今日はそんなドッグスポーツを獣医さん目線でご紹介したいと思います。

獣医さんが解説するドッグスポーツってどうなの?

ドッグスポーツって知ってる?

ドッグスポーツという分野があるのをご存知でしょうか?

なんとなく、フリスビーをキャッチするやつ??というイメージもあるかもしれませんが、それも正解でフリスビーもディスクドッグという競技があります。

その他にもオビディエンス(服従訓練競技)というようなしつけの完成度を競うような競技もされている方も多いですが、ドッグスポーツの中で1番普及しているのはアジリティという競技です。

アジリティは、わんちゃんがハンドラーと一緒にハードルやシーソー、トンネルなどの障害物を超えてコースを走り切るタイムや障害物を規定通りに超えられているかを競う競技です。

ハンドラーとして飼い主さんも一緒に参加することもできますし、先生と一緒に走っている子もいて、全国で競技が行われているので競技のために遠征している子もいたりします。

獣医さんが感じる良いところ

病院に来ているわんちゃんがドッグスポーツをしているのをみていて獣医さんとして良いなと思うところもいっぱいあります。

①スポーツをしているので、しっかり筋肉が鍛えられている

スポーツをしている子はやっぱり筋肉のつき方が全然違うなと思います。

犬としての能力を十分に使っている身体をしているのは毎回触診していて良いなと思います。

②しつけも一緒にしている

競技に参加するためにしつけもしているので、ドッグスポーツをしている子は本当にしつけがしっかりできているなという印象があります。

他のわんちゃんが嫌がってしまうようなケージの中での待機や仰向けになっての検査などもすごく大人しくさせてくれるのにびっくりした覚えがあります。

③全国にわんちゃん仲間が広がる

競技で色々なところに行くのもあって、全国に犬仲間をつくって飼い主さんもわんちゃんを通じて充実した生活を送っているのがすごく良いなと思います。

注意すべきこともある?

良いところをあげていくといいことばかりだと思うのですが、やっぱりスポーツなので獣医療的に気をつけるべきこともあります。

一番は、整形学的な問題を起こさないように気をつけることです。

わんちゃんは骨格的に後ろ足の靭帯(前十字靭帯)を損傷しやすい構造を持っています。

競技をしている子たちは、筋肉もしっかりついているので怪我をしにくいような身体をつくっているものの、やっぱり練習中に靭帯損傷をする子も多いので注意が必要です。

他にも椎間板ヘルニアなどの神経学的な問題も注意が必要です。

犬種的にヘルニアを起こしやすい犬種もいるので、中年以降は特に気を付けてもらうにこしたことはないです。

あとは競技で色々なところに行くので、寄生虫問題も気をつけるべきポイントだと思います。

不特定多数のわんちゃんと接触するので皮膚につく寄生虫はもちろんですが、お腹の虫なども移らないように注意が必要です。

最後に

競技をしている子を見ると、わんちゃんも飼い主さんも楽しそう!と思います。

とくにエネルギーいっぱいという子はドッグスポーツにチャレンジしてみるのも良いかもしれないです!

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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