獣医さんのコラム(26)獣医さん的子犬をお迎えする時の注意Top3

もくじ

1. ごあいさつ

2. 子犬をお迎えする時の注意Top3

第3位 しつけはとっても大事

第2位 予防、トリミングすることがいっぱい

第1位 こんな事故とっても多いです

3. 最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

クリスマス、お正月、長期のお休みと夏休みに続き、新しい家族を迎えるのが増える時期です。

どこからお迎えする?というテーマは取り上げ済みですが、今回はもう少し深掘りしてわんちゃんをお迎えするときに気をつけてほしいことをまとめてみました!

日々、色々な事件に出会っている獣医さんなので実体験です汗

ぜひ参考にしてみてください。

子犬をお迎えする時の注意Top3

第3位 しつけはとっても大事

中型犬〜大型犬は、とってもしつけが大事なので要注意です!

 中型犬の子で割と多いのは、分離不安やチャイムなどで吠えてしまったり、扉を掻いて傷だらけにしてしまって…という相談ものすごく多いです。

小型犬の子もありますが、特に相談が多いのは中型犬の子です。

力強くて、声も大きいので悩みになりやすいのだと思います。

あとは、大型犬さんはとにかく力が強いのでしっかりお散歩のトレーニングなどをしないと、人間が引きづられて転んでしまったり、無邪気に飛びついてひっくり返るということがよくあるので本当に注意です。(無邪気で可愛いですけどね汗)

第2位 予防、トリミングすることがいっぱい

わんちゃんはもともと、混合ワクチン、狂犬病ワクチン、フィラリア予防、ノミダニ予防とすることがいっぱいあります。

特に、子犬さんだと混合ワクチンを3回打つことになるので費用も時間も意外とかかるのと、保険などに入るとさらに費用がかかるので、あらかじめ予算をシュミレーションしておいてくださいね。

また、人気のトイプードルさんは、毛が抜けにくくて良いものの毛が伸び続けてしま

うので、定期的にカットやブラッシングが必須です。

きれいに保つには1~1.5ヶ月に1回はトリミングに通わないといけないので、これも

ぜひ予算とスケジュールに組み込んであげてください。

お迎えしたものの、カットが大変でボサボサになっている子が割といらっしゃるので

要注意です!

第1位 こんな事故とっても多いです


わんちゃんは正確によって、誤食する子がとっても多いです。

特に子どもさんのおもちゃやティッシュなど、わんちゃんがいないとうっかり置きっぱなしにしていたものを、食べてしまって…というパターンがものすごく多いので、

食べてしまう子だった時のことを考えてお部屋のレイアウトを考えておいてもらえるといいと思います。

ちなみに、フロア用のジョイントマットも齧って食べてしまうケース、とっても多いです汗

あとは、お膝から飛び降りてしまったり、ちょっとした段差を飛び降りて前足を骨折する子がものすごく多いです。

1歳までは骨が特に折れやすく、トイプードルさんの前足の骨は1cmもないので本当に折れやすいです。

ちっちゃい子の誤食や骨折は治療も大変なのでぜひぜひ注意してくださいね!

心です。

最後に

子犬さんの治療は、毎回どうしようか頭を悩ませます。

お薬に制限があったり、治療や麻酔をかけるときに血管に管を入れてお薬や点滴のためのルートを作るのですが、血管が細すぎてルートが確保できなかったり、身体がちっちゃすぎて治療のために押さえるのが難しかったりと獣医さん泣かせです。汗

ぜひ、防げる事故は防いでいきましょうね!

年明けになりますが、ねこちゃん編もおおくりしようと思いますので、猫派の皆さまはお待ちくださいね・

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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