
もくじ
1. ごあいさつ
・その他
3.最後に
ごあいさつ

こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
我が家では、先週とうとう子どもがインフルエンザとコロナの両方をもらってしまって、1週間隔離生活を送っていました。
やっと、幼稚園に復帰!と思ったらまた、明日はお休み…なかなか通常運転に戻れないです汗
さて、そんなお休みの谷間の本日は、病院についてのトピックをおおくりしようと思います。
獣医さんが解説する動物病院の病院以外のサービス

動物病院と一言で言っても、実は多様化してきていて、色々なサービスを提供している病院がたくさんあります。
本日は、そんな病院以外のサービスを紹介してみようと思います。
・トリミング
動物病院の中にトリマーさんがいて、トリミングをしてくれる病院はかなり多いです。
病院によって、院内にトリミングサロンを併設している病院から、看護師さん兼トリマーさんがいる病院まで様々です。
全体的な傾向として、皮膚の治療を兼ねているメディカルトリミングや薬浴(薬用シャンプー)、普通のサロンだと断られるような持病持ちのわんちゃんを受け入れなど、医療的な側面を兼ね備えていることが多いです。
美容や写真などのサービスという点では、病院以外のサロンの方が強い場合もありますが、医療面で不安があるわんちゃんは病院サロンはお勧めです。
ちなみに、トリミングの前後に獣医師が状態をチェックしている病院も多いので病気の早期発見という意味でも良いと思います。
・しつけ教室
以前は、獣医師や動物看護師がしつけの指導なども行っていることが多かったですが、最近は、より専門性をもったドッグトレーナーさんがしつけ教室を受け持っていることが増えてきました。
動物病院では、よく行動の悩みなどの相談を受けます。
でも、行動を修正するにはなるべく若い時にトレーニングを受けた方がいいものの、悩んでいるうちにタイミングを逃して…ということもよくあります。
悩みを解決できる場所があるのは、悩みの相談から解決まで一貫して対応できるのですごく良いと思います!
・パピークラス
動物病院では、どうしてもワクチンをうち終えるまでは、他の子と接触しないようにとお伝えしがちです。
ワクチンを全部うち終えるのを待つは感染という面では無難な選択肢なのですが、社会化という意味では時期を逃してしまいます。
社会化は大体12週齢までにと言われているからです。
そこで、病院では、子犬さんを集めてパピークラスを行い、社会化のきっかけをつくっていることがあります。
病院でするパピークラスは、獣医さんが伝染するような病気がないかをチェックしてくれているので、予防が終わっていなくても安心して参加していただけるのでお勧めです。
・シニアケア/デイケア
パピーに力を入れている病院もあれば、シニアに力を入れている病院もあります。
動物さんも長生きになり、高齢化が問題になることも多くなってきているので、訪問医療というようなサービスをしていたり、介護の指導や、日中の一時あずかり(デイケア)といったこともしている病院が増えています。
中には、老犬ホームといってお家での管理が難しくなった子達をお世話する施設を持っている病院もあったりします。
・その他
その他に、ドッグランを備えていたり、ドッグカフェや保護猫施設を備えている病院があったりと
最近では多様な施設が増えてきていますよ。
最後に
みなさんのお近くの病院でかわったサービスをされているところはあるでしょうか?
最近は、動物病院も病院の機能だけではなく総合的に動物さんのくらしに関連したサービスをしていることが多いです。
サービスだけで選ぶのがいいわけではないですが、うまくいいとこ取りして活用していけたら良いと思いますよ。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ