
もくじ
1. ごあいさつ
3.最後に
ごあいさつ

こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
昨日の3/11は東日本大震災の日です。
その時、私はちょうど獣医1年生での母校の卒業式の日でした。
毎年この日は、昔の特に獣医になって1年目の頃や卒業式を思い出します。
今日は、ちょっとしんみりしながら、ちょうど卒業をむかえる新人獣医さんたちについてを書いてみたいと思います。
獣医さんが解説する春から加わる新人獣医さんたちについて

・卒業したての獣医さん
獣医学科では、ちょうど今頃、卒業式があります。
ここから新人獣医さんたちは、それぞれの就職先に向かいます。
獣医学科では、いろいろな地域の学生さんが集まっていることが多いので、引越しして新天地に向かうことが多いと思います。
こうして、3月の下旬〜4月に動物病院に新たな獣医師として加わっていくことになります。
ちなみに、動物病院は4月から本格的な予防シーズンで繁忙期に入るので、少し早めの3月下旬から勤務を開始することもよくあります。
・獣医さんも研修医になるの?
人のお医者さんは、大学病院などでの研修医という制度があると思いますが、実は獣医さんにも研修医という制度があります。
ただし、獣医さんでの研修医がある程度経験を積んだ獣医師がステップアップのために大学などで研修するための制度です。
なので、新人の獣医さんたちは、各々の動物病院で実地で学んでいくことになります。
・こうやって一人前になっていきます
獣医学生は、病院研修などを行なって卒業はするものの、実際に採血や検査を身につけて卒業してくるというよりは、理論や知識を勉強して卒業します。
そのため、検査手技や薬の処方などは実地で覚えていくことになります。
春は、繁忙期のためひたすらフィラリア検査など検査などを担当していることもしばしば。
先輩の獣医さんについて、動物をどう持てばいいかということから、採血の方法、診察の組み立て方を学んでいきます。
獣医さんの制服を着ながらサポートに回っているスタッフがいたら、それは新人獣医さんかもしれません。
夏になると、予防がひと段落するので、検査手技などの習得度に合わせて診察に入り出す新人獣医さんも出だします。
はじめは、基本的にワクチンなどの予防の方から入らせてもらいます。
一般的には秋ごろ診察デビューをむかえる獣医さんが多い感じがします。
診察に入り出した獣医さんは、次に下痢や嘔吐などの軽い症状の患者さんの診察に入ったりと勉強しながら、診察の幅を広げていくことになります。
また、同時に避妊去勢手術の練習などをしていくことになるのですが、手術の前に安全に麻酔をかけることができるようになることが大前提なので、習熟度によって、早い人は1年目の秋〜冬に、まずは猫ちゃんの去勢手術から担当することが多いです。
この診察や手術に関しては、病院の方針や個人差も大きいです。
もちろん、先輩獣医師がしっかり監督して指導しているのでご安心ください。
最後に
飼い主さん側からすると、新人さんは心配と思うかもしれませんが、しっかり先輩の指導などが入っているので間違ったことはしないようにしているのでご安心ください。
また、やっぱり新人の頃にもたしてもらった患者さんへの思い入れは特に深いので、本当に一所懸命考えて、調べて、先輩とディスカッションして治療や検査をした記憶があります。
こんなに色々調べてくれてありがとうと言ってもらった思い出や、逆に院長先生がよかったと言われた思い出もありますが、全てが糧になって獣医師として成長してきたと思います。
経験より何よりも、真摯に患者さんのことを考えていることが、回り回って他の獣医師にはわからなかった答えを導き出すこともあります。
少し至らないこともあるかもしれませんが、暖かく見守ってもらえたらいいなと思います。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ