獣医さんのコラム(69)獣医さんが解説するセカンドオピニオンって?

もくじ

1. ごあいさつ

2.獣医さんが解説するセカンドオピニオンって?

カンドオピニオンって知っていますか?

どういう時にするの?

セカンドオピニオンの例をご紹介

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

あっという間に4月ですね。

最近、インスタライブなどもはじめさせていただいて、セカンドオピニオンでご相談いただく機会も増えてきました。

そこで本日は、セカンドオピニオンって何?ということから解説してみたいと思います。

獣医さんが解説するセカンドオピニオンって?

セカンドオピニオンって知っていますか?

みなさんはセカンドオピニオンってご存知でしょうか?

セカンドオピニオンとは、検査や治療について他の獣医師の意見を求めることを言います。

人の医療でもされていることですが、人の場合、もちろん両親や配偶者のことについて決定を代行して行うこともあるとは思いますが、自分の病気について自分で説明を聞いて意思を決定することが多いのではないかと思います。

一方で、動物医療では患者さんは喋ることができず、自分で決めてもらうことができません。

患者さんの代わりに、常に飼い主さんが獣医師の説明を聞き、検査や治療方針を決定しないといけません。

そして、決めた後も良くなったり悪くなったりする様子をずっと見ていかないといけません。

自分ごとでも迷うのに、喋れない患者さんのことを決めて、寄り添って生活していくことは、時には自分ごとよりさらに悩ましいこともあると思います。

そんな時に、より客観的に意見をもらうことが転換点になったり、気持ちの整理をつけることにつながると思います。

どういう時にするの?

ここ10年で獣医療も発展し、多様化しています。

そして、それに伴って飼い主さんたちの価値観も多様化していると思います。

実は、昔は具合が悪くなっても病院に行かない、病気がわかっても治療できなかったり、治療しないということがよくありました。

そんな時代をへて、今では動物が家族の一員として迎えられるようになり、病気の早期発見ができるようになってきて、多くの病気が治療可能になり、CT、MRIを受けたり、放射線治療や開心手術さえ行われるようになっています。

それに伴って、いざ何かがあったときに、主治医さんが提案することが飼い主さんの価値観に合わないことや、主治医さんが提案されること以外にも選択肢があったりすることも多々起こり得るようになりました。

そういうときに、その道の専門家と渡りあって自分の家族にとって良いと思う道を選択したり、どうしたらいいかを整理して1番気持ちに添う選択導き出すためには、やはり専門家の力が必要です。

悩んだら、悩み混んで迷路に入る前にぜひセカンドオピニオンをとってもらえたらと思います。

セカンドオピニオンの例をご紹介

①手術と言われたけど本当に必要なの?

本当に手術が必要な状態なのかを再度確認し、手術以外の選択肢もあるとするとどの選択肢が1番良いのかを一緒に考えることができます。

②○○と診断されたけど正しいの?良くなってないような気がする…

本当に〇〇という病気なのか。

その病気でないとしたらどういう病気の可能性があるのか。

その病気だとしたら今の治療が適当なのか、他にどういう治療ができるのかなどを客観的におしえてもらえる。

③○○と診断されてフードや薬などたくさん処方が出てしてくださいと言われたけど、全部できない…

主治医さんに相談ができれば1番いいですが、なかなか気持ちを言えずに追い込まれる方も多いです。

どの処方がどういった役割があるかや優先順位、全部できない時はどうしたらいいかなど。

できないことをやろうとして追い込まれてしまうと、動物さんにも飼い主さんにも良くないので、どこまでの範囲でするかを相談し整理することが必要です。

飼い主さんも他の獣医さんだから話しやすいということも結構あるなと思います。

④予備知識を持って主治医さんと話したい

知識のない分野だと、説明を聞いて獣医さんの言うままに治療を始めてしまい、後々になって、あの時これを聞いておけばよかった…、今更言いづらいなどと言うこともあります。

あらかじめ、説明されるであろうことや治療や検査の選択肢、こういった場合どうしたいかなどを整理した上で主治医さんと話すことで、対等にお話しができることも多々あります。

専門的なアドバイザーとしてセカンドオピニオンを使うことも有効だと思います。

最後に

セカンドオピニオンって何?という方やセカンドオピニオンは知っているけど、それをもらうことに抵抗がある方も多くいらっしゃるように思います。

医療が難しくなってきてる一方で、情報が簡単に手に入る時代なので、積極的に情報を得て1番良いなと思う道を見つけてもらえたらと思います。

Talkvetsも情報を得る手段の一つとしての役割を果たしていけるように頑張っていきたいと思っています。

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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