
もくじ
1. ごあいさつ
3.最後に
ごあいさつ

こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
とうとう3月も最終日です。
明日から新しい年度が始まりますね!
新年度は、自分には関係なくてもなんとなく気が引き締まりますよね。
動物病院は本格的な繁忙期に入りますが、今日はそんな動物病院で来院が多いなと思う病気を解説してみたいと思っています。
獣医さんが解説する動物病院で来院が多い症状とは?

お腹をこわしたはやっぱり多い!
実は嘔吐も来院が多いのですが、比べるとこちらの方が多いので、まず1つ目は『下痢』です。
わんちゃんの方がやっぱり多いですが、ねこちゃんも来られることがあります。
1番多いのは、いつもと違うものを食べたり、いつもと違う場所に行ったりといったイベントがきっかけになって一過性に下痢を起こすパターンかなと思います。
自力で治ってしまうことも多いですが、長引くものは便検査が有効なことが結構あります。
便を調べてみて、細菌性の腸炎を疑うような場合は、抗生剤のようなもので治癒に向かうこともよくあります。
一過性に起こる下痢は、しぶり、頻回便、鮮血、ゼリー状の付着物を伴う大腸性の下痢が多いです。
ちなみに、下痢止めやお腹の薬は苦いものが多いので、ねこちゃんは投薬なことも汗
耳が痒いもとっても多い!
皮膚が痒い子も多いですが、垂れ耳さんが多いせいかそれ以上に外耳炎を起こす子がとても多いです。
細菌性の外耳炎になると、急に悪化して耳から膿が出てくる場合もあり、そういった時は耳の穴も腫れてしまってかなり痛みが伴います。
膿を洗い流す処置をするのですが、痛みが伴うと次から耳を触らせてくれなくもなるので、細菌性のものは要注意です。
その他にも、黒い耳垢が出るようなパターンは、マラセチアというカビが原因となっていることが多いです。
耳は慢性化してしまうと、手術が必要になることもあるので実は要注意です!
後ろ足がおかしいも多いです!
小型犬〜中型犬の子で多いのが、急に後ろ足がおかしくなるという症状です。
すぐに症状が消えて、また症状が出てを繰り返す、いわゆる間欠的跛行で相談を受けることが多いです。
実はこれは、膝蓋骨(しつがいこつ)内包脱臼(通称:パテラ)といって、後ろ足の膝の部分にある膝蓋骨という骨が内側にずれてしまうことで起こる症状であることが多いです。
何かのきっかけで内側にずれてしまい足がおかしくなるものの、膝蓋骨が元の位置に戻ると症状がおさまります。
あまり症状が出ない子や、初めはよく症状を出していたのに落ち着いてくる子もいます。
経過観察することが多いですが、症状が続く場合は手術で骨格の矯正が必要な病気です。
最後に
いかがだったでしょうか?
動物病院で多いなと思う病気を軽く説明してみました。
自分のお家の子で病院に行かれた病気はありましたか?
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ