獣医さんのコラム(75)獣医さんが思う3大犬種で多い病気!

もくじ

1. ごあいさつ

2.獣医さんが思う3大犬種で多い病気!

 T.プードル

 チワワ

 M.ダックスフンド

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

毎日肌寒い日が続いていますね。

桜を長く楽しむためには良いのかもしれないですが、もう少し暖かくなってくれたらいいなと思って毎日を過ごしています。

さて、本日はわんちゃんたちの話題をおおくりしたいと思います。

お題は、ネットでは色々病気が出てくるけど、実際何の病気が多い?です。

人気犬種がいっぱいいらっしゃるので、どの犬種を取り上げるか迷いましたが、今回は誰もが認める人気犬種ベスト3についてを取り上げてみました!

獣医さんが思う3大犬種で多い病気!

T.プードル

大人気犬種なので、その分いろいろな病気になる子を診る機会が多いですが、共通して多い印象がある病気を取り上げてみようと思います。

まずは、1番気をつけた方がいいなと思うのは、前足の骨折かなと思います。

特に1歳以下での骨折がとても多いです!

T.プードルさんの前足の骨は1cmもないほど細いのでお膝の上からジャンプしただけで、すぐに骨折してしまいます。

あとは、アレルギー性皮膚炎持ちの子も多い印象があります。

それに関連してか、耳にも症状を出すわんちゃんも多く、垂れ耳と言うこともプラスして外耳炎を診る機会も多いです。

さらに、ジャンプなどもする活発な犬種なせいか、腰痛で来院されることも良くあります。

手術が必要なほど重症になることは比較的少ないですが、軽度の椎間板ヘルニアを起こし腰が痛くて動けなくなって、安静と投薬で治ると言うパターンが多いです。

色々な病気になる子には出会うものの、体の強い子が割と多いと思っています。

治療している感じになるのですが、何か病気になったときに、病気に勝てる力が強い子が多かったり、持病を抱えていてもそれが致命的にならずによく維持できているなと思う子が多い印象があります。

チワワ

犬種的に目が少し張り出しているので、涙の量は多いのと、目の周りのトラブルも比較的多い印象があります。

チワワさんに関しては、他の犬種より涙の量が多くても正常範囲として経過を見ることが多いです。

あとは、歯が正常な本数生えていないことも多く、生えている向きに異常があったり口の中のトラブルは多い印象です。

お口が小さくて歯ブラシもしにくいので、ケアしづらいのはあるかもしれません。

最後に、お年をとると心雑音が出てくることもよくあります。

その大半は、僧帽弁閉鎖不全症(MR)という左側のお部屋の弁の不具合で起こっていることが多いです。

他の犬種でもこの心臓病になる子は多いのですが、チワワさんは比較的悪化して、肺水腫などを起こしやすい印象があります。

その他にも、チワワといえばという病気で水頭症なども有名です。

発作持ちの若いチワワさんは常に念頭において診察していますが、MRIの結果などをみる限りは水頭症で問題になる脳室はもともと広い子が多いですが、それが問題になっている数は実際にはさほど多くないかなと思います。

M.ダックスフンド

M.ダックスフンドといえば、椎間板ヘルニアで有名だと思いますが、やっぱりこの病気は現場でみていても多いです。

手術が必要になるケースも比較的多いと思います。

あとは、歯根膿瘍で目の下のあたりの頬が腫れたりする子がとても多いです。

歯周病自体は他の犬種でもよくあるのですが、歯根の感染が問題になるのは圧倒的にダックスさんです。

理由はなんとも言えないのですが、T.プードルさんなどに比べて歯が大きく立派なので、歯根の感染の影響が大きく出やすいのかもしれません。

皮膚が弱い印象が強い犬種ではないですが、アレルギー持ちの子の割合は比較的多い印象があります。

プードルさんやチワワさんより、フードに対する許容性が高い子が多いので、食事療法はしやすい犬種だと思います。

ちなみに、ダックスさんにも炎症性ポリープや縫合糸反応性肉腫という有名な病気があります。

少し前はよく見ていたのですが、ここ最近はほとんど出会わなくなりました。

炎症性ポリープなどはアメリカなどでは全く発生がなく、日本で局地的に発生する遺伝的な病気として知られているので、段々と遺伝させないような流れがあって減ってきているのかなと思っています。

最後に

純血種の子たちはどうしても遺伝的に多い病気があります。

ネットなどで調べると病気に関する情報が溢れていますが、時代の流れで減ってきているなという病気や、相変わらず多いなと思う病気があるので、今回は実際どんな病気が多いのか印象も含めてまとめてみました。

一獣医さんの印象として参考にしていただければと思います!

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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