獣医さんのコラム(番外編24)獣医学部にむいているのはどんな人?

もくじ

1. ごあいさつ

2.獣医学部にむいているのはどんな人?

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

本日は、箸休め的番外編第24弾をおおくりしたいと思います。

もちろん、獣医学部というからには動物が好き、動物を治したいという気持ちが大切です。

仕事を続けるのにそれ以上のモチベーションはないからです。

ただ、実はお勉強面においては獣医学部にはこういった人がむいているというのがあるんです。

今日は、獣医学部にむいているタイプについてお話ししたいと思います。

獣医学部にむいているのはどんな人?

獣医学部といえば、理系の学部です。

なので、基本的に理系選択の人がいく学部というイメージがあると思います。

でもそれは、実体験した身としては大間違いです!

というのは、入学した後に、理系脳の人は苦労しがちだからです。

実際に、数学、物理が得意というタイプの人はよく単位を落としていました。

なぜなら、お勉強面で求められるのはほぼほぼ暗記だからです。

テストでは圧倒的な暗記量で答えを導き出すものは多々あれど、理論で答えを導き出すようなテストはほぼありません!

なので、逆に文系の人の方が成績が良いというのが獣医学部あるあるなんです(笑)

ちなみに、国語受験で入れる大学もあるぐらいです。

志望されている方は、本当に理系の皮を被った文系学部なのでご注意ください。

あとは、マルチタスクに優れている人の方がむいていると思います。

逆にいうと、一つの教科にこだわってしまったり、完璧に何かをしようとすると失敗します。

なぜなら、1回のテストで十何科目かを乗り切らないといけないからです。

完璧主義だと、確実に間に合いません。。

今から獣医学部を受験しようと思っている方は、ぜひ暗記能力と程々に全部の教科で60点以上を出せる満遍ない勉強能力を磨いてくださいね!

あとは、実際に卒業した人間からの結論として、

テストで100点をとることと、獣医さんとしての能力は全く直結しません。

テストは受かれば大丈夫です。

逆にいうと、受からなければ始まらないし、再試になっても最終的に受かれば全く問題ないです。

卒業したら遊んでいる時間がなくなるので、勉強に学生時代を捧げるより、他のことをできるときにしておきましょう。

最後に

学生時代に戻りたい気持ちはあるけれど、あんなに机に座って勉強したくない…というのが正直な気持ちです。

卒後の勉強と大学時代の勉強は全く違うものだし、求められることも全く違います。

成績で鬱になる人もちらほらいるのですが、そんなことに執着せずに通ればいいやと思った方が絶対にいいと思いますよ!

それではまた次回のコラムでお会いしましょう。

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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