
もくじ
1. ごあいさつ
3.最後に
ごあいさつ
こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
本日は、箸休め的番外編第27弾をおおくりしたいと思います。
世の中では日々、いろいろなペットグッズが発売されています。
全部は追いきれないので、飼い主さんにおしえてもらうことがすごく多いのですが、発売した時にこれは!と感動したものもいくつかあります。
今日は、番外編の番外編、獣医学生の話を離れて獣医さんがいいね!と思ったペットグッズについて書いてみたいと思います。
獣医さんがこれいいな!と思ったペットグッズ
今では当たり前になってしまっているものばかりなので、こんなものがあるよ!というよりは、なんで感動したかという話になってしまうのですが、ランキング形式でおおくりしたいと思います。
第3位 全自動猫トイレ
発売した当初は、10万円越えのかなり高価なトイレだったのでこれって買う人いるのかな…と思っていたのですが、だんだんと価格が下がってきました!
にゃんこさんのトイレの臭い問題は、猫飼いさんには永遠の課題なので、それを解決する夢のトイレでもあります。
獣医さんというよりいち猫オーナーとしてほしい!と思ったものです。
その後、使っている飼い主さんも増えてきて色々と聞いた結果、
さらにいいなと思ったのが、スマートフォンに排尿や排便回数、トイレに入った回数などを全て記録してくれる機能です。
ねこちゃんは膀胱炎や便秘なども多い動物なので、すぐに見返せるのはとってもいいなと思いました。
一つ懸念があるとすると、ねこちゃんはトイレに意外とストレスを感じる動物さんで、自分の体より広いトイレや砂の素材といったものにこだわりがある子もいるということかなと思います。
今まで、買ったはいいけど使ってくれなかったという声は聞かなかったですが、何これ?と思っている可能性はなきにしもあらずです。
第2位 エリザベスウェア
昔は術後はエリザベスカラーというのが定番でしたよね。
それを一気にかえたのがこのエリザベスウェアです。
実は昔から、カラーがダメな子というのが一定数いたので、それまでは病院で手作りした簡易の術後服のようなものを着てもらっていました。
それを、必要だったら買ってくださいねと言えるようになったのと、エリザベスウェアという選択肢があると飼い主さんがすでに知っているというのは大きな変化だなと思いました。
お腹を舐めてしまう皮膚の治療などにも使えるのでとても重宝しています。
ただし、男の子用と女の子用があるのでわんちゃんのエリザベスウェアを買うときはご注意くださいね。
第1位 チュール
チュールチュール、にゃんチュール♪というCMソングと共に一気に広がりましたよね。
発売された時は、おおぉと思ったものです。
何がいいかというと、
獣医さん的にいうと投薬につかいやすい!ということで感動しました。
チュールがない時代は、実はねこちゃんの投薬に苦労していたんです。。
大体は粉薬で処方するのですが、薬を混ぜるための缶詰が意外とペースト状のものが売っていない…
具材がゴロゴロタイプが多くて薬が混ぜにくくて大変だったんですよね。
ペーストのものがなかなかないので、そういったときは病院用の缶詰をよく使っていました。
ただ、自分で食べてくれないので口の中に薬を塗って飲んでもらわないとというとき、ペーストは少量でいいのに缶詰を開けて、使い切らずにもったいない…ということが結構あったのですが、今はチュール1本ですむようになったので、もったいないストレスがなくなりました!
最後に
こうやって書いてみると、歴史を感じますね。。
昔は不便だったなと思いながら書いていたのですが、今からだとどんなグッズにおぉ!と思うかなと楽しみでもあります。
ちょっと獣医さん視点での感動グッズ紹介を楽しんでいただけたら幸いです(笑)
それではまた次回のコラムでお会いしましょう。

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ