獣医さんのコラム(243)獣医さんが解説する最後のお別れの後ってどうしたらいいの?

もくじ

1. ごあいさつ

2.獣医さんが解説する最後のお別れの後ってどうしたらいいの?

  最後をどう迎えるかの話

  病院でしていること

  お別れの後って?

 

 

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

動物病院はわんちゃんやねこちゃんの誕生にも関わりますが、同時に最後にも寄り添う場所でもあります。

お別れの話はタブーになりがちなトピックなのですが、いざそうなったときに困ってしまうことも多いので、今日はお別れの後に何をしているかという話をしてみたいと思います。

獣医さんが解説する最後のお別れの後ってどうしたらいいの?

最後をどう迎えるかの話最後をどう迎えるかの話

人もそうなのですが、昨今はわんちゃん、ねこちゃんもお別れをどう迎えるかは様々なケースがあります。

周りを見渡してみても獣医さんの基本的な考え方としては、どうしても回復が難しい場合はお家に帰してあげたいとい思っていることが多いと思います。

飼い主さんも同じ考えを持たれている方が多い印象ですが、最後まで病院で可能性にかけたいと希望される場合もありますし、逆に病院には行かずにお家で見守りたいという方もいて考え方は様々です。

前の子が苦しんだ姿を見ていたので、苦しむのであれば安楽死をしてあげたいと言われることもあります。

私が思うのは、どれだけ医療が進化してもお別れは避けることができないものです。

獣医さんの役割として、治せるものをしっかり治療する役割と、もう一つ亡くなることが避けられない場合は最後がその子にとっても家族にとっても最善になるようなお手伝いをすることがあると思っています。

側で色々なお別れを見ていると、どう最後を迎えるか、その後どう送ってあげられるかの正解はないと思います。

ただ、荼毘にふしたり、お葬式をしたりすることが気持ちを昇華していくステップになっていると感じたり、昔からされていることにはやっぱり意味があるんだなと感じることがよくあります。

それを踏まえて、一般的によくされるお別れの後のことを書いていきたいと思います。

病院でしていること

病院の中で最後を迎えたときはもちろん、お家で亡くなった場合でも病院に一度連絡してもらえると、多くの場合はその後の処置を提案させてもらうことが多いです。

病院での処置って何をしているの?というと、

①身体を汚さないような処置

体液や便などで身体を汚してしまったり、臭いを出してしまわないようにおしっこを絞ったり、肛門や喉に綿を入れさせてもらったりしています。

②身体の洗浄

お尻や口周りが汚れてしまっていたり、長い間お風呂に入れていないことも多いので、身体を汚さないような処置をした後にシャンプーや爪切りなどをしてきれいに整えるようにしています。

③お棺などへの安置

身体をきれいにした後にお棺やいつも使っていたベッドなど、そのままお家でお別れをしやすいように安置してお返ししています。

アイスノンなどを入れさせてもらうこともよくあります。

お家ですること

病院で処置した後にお家では、

①お部屋を冷やしてもらう

一つのお部屋を低温に保ってもらって安置してもらうようにお願いすることが多いです。
エアコンを最低温度にしてお部屋を冷やしてもらったり、冬の場合は、窓を開けて外気を入れてもらっています。

②アイスノンを入れてもらう

お部屋を冷やすだけではなく、アイスノンを身体の周りに入れて冷やしてもらうこともお願いしています。
特に夏はお棺や箱などの方が身体を冷やしやすいのでお葬式が日程的に先になる場合は使ってもらった方がいいかもしれません。

③お葬式の手配をしてもらう

お家のお庭に埋めるというケースもあると思うのですが、最近は荼毘にふしてお骨にされる方の方が多いです。

お葬式にも色々なパターンがあって、市の焼却場で焼いてもらうということも可能です。

ただ、その場合は基本的に合同になるのでお骨などはいただけません。

お骨を手元に置きたい方やお墓に入れたい方は個別で民間のペット葬儀の会社にお葬式をしてもらう形になります。

葬儀会社によって、車でお家まで来て火葬にしてもらえるところもあったり、しっかりお葬式のセレモニーをしてくれる場所や霊園を持っていてお骨を置いてもらえるようなところもあります。

最後に

我が家も猫を3匹見送りましたが、引っ越しなどもするので3匹とも骨壷に入って一緒に移動してもらっています。

一方で実家で見送った猫は実家の庭にお墓があったりもします。

どなたかの参考になれば幸いです。

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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