獣医さんのコラム(340)獣医さんが解説する症状別お家でできる対処法

もくじ

1. ごあいさつ

2.獣医さんが解説する症状別お家でできる対処法

  ・嘔吐

  ・下痢

  ・どこか痛い?/足の挙上

  ・羞明

  ・出血

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

お家の子が何かおかしい…でも、夜で病院がしまっていたり、どうしても今日は病院に行けない…

そんなときもあると思います。

今日はそんな少し経過を見ないといけないときに、お家でもできる対処法を解説したいと思います。

獣医さんが解説する症状別お家でできる対処法

嘔吐

急な嘔吐って困りますよね。

もちろん、すぐに病院を受診して薬をもらうと良くなるのも早いと思いますが、ぐったりしているわけではなければ、1〜2日は様子を見ようかなと思うことも多いと思います。

そんなときに試してほしいのが、嘔吐の場合はごはんを抜いて胃を休めることです。

病院で嘔吐の症状の子を検査すると、胃の動きが低下していて、かなり前に食べたごはんがまだ胃のなかに残っているということがよくあります。

そういう状態のときに、ごはんを食べさせても、余計に胃に負担がかかりますし、溜まったごはんをまた吐いてしまうことが多いです。

なので、胃のなかを空にしてしばらく胃を休めてあげて、ごはんを再開するときも少量ずつ消化しやすいようにふやかして与えてもらうと良いです。

軽い症状であれば、それだけで落ち着くこともままあります。

下痢

次は、下痢に関してなのですが、下痢も何回も続いている場合は胃にも影響し、嘔吐が始まることがあるので、ごはんを抜くのが一つの手です。

また、ごはんを食べていると消化のために腸も働いてしまうので腸を休めるという意味でも効果的な場合もあります。

あとは、お家にある人間用の整腸剤を試してもらうというのも一つです。

ビオフェルミンなど、動物病院でも使っているような整腸剤をお持ちの場合も多いと思うので、10kgぐらいまでの子であれば1錠分程度、食事と一緒に飲ませてみると軽い下痢であれば落ち着くことも多いです。

ただし、子犬さんの場合は絶食すると低血糖に陥ったり、様子を見ているうちに状態が急激に悪化する場合があるので、基本的にはすぐに病院へ連れて行ってくださいね。


どこか痛い?/足の挙上

わんちゃんは、何となく動きがおかしい、動かない、どこか触るとキャンと鳴くというどこかが痛いという症状を出すことがあります。

あとは、明らかに足を挙上させていたり、跛行していたりという場合もあります。

こういった症状のときも、習慣的にお散歩に行こうとしてしまうことがあると思うのですが、これはNGです。

人間が腰などを痛めたときのように、なるべく安静にして動かさないが基本です。

わんちゃんは、特にお散歩好きな子だとテンションが上がって、痛くても無理をしてしまいがちなので、何かおかしい時は安静!と思ってもらえたらと思います。

羞明

目をなんだかパチパチしていたり、片目を瞑ってしまっているというときはないでしょうか?

目を洗おうとしてくださる方もいらっしゃると思うのですが、対処法としてはまずエリザベスカラーを着けてもらうのが第1です。

この症状があるときは、基本的に目が痛いときや目に違和感があるときです。

さらに目を擦って悪化させてしまうことが多いので、まずは自分で掻いてしまわないようにしてください。

出血

深爪をしてしまって出血してしまったというのもよくお聞きします。

爪は意外と出血するのでびっくりすると思いますが、この場合は、ティッシュなどで10分しっかり圧迫止血をしてください。

ポイントは、様子を見ようとせずしっかり押さえることです。

出血すると、血を固めて止めようという生理機能が働くので、健康な子であれば圧迫止血で大抵の出血は止まります。

慌てず、タイマーをかけてしっかり押さえてみてください。

最後に

軽い症状であれば、お家での対処法でおさまってしまうことも意外とあります。

悪化させる前に手を打つことで軽く済ませるということにも繋がりますので、ぜひ試してもらえたらと思います!

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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