獣医さんのコラム(145)獣医さんが解説するフード選び、これは知っておこう!~豆知識編~

もくじ

1. ごあいさつ

2.フード選び、これは知っておこう!~豆知識編~

  何kgのフードを買う?

  ドライフードのTIP

  ・ウェットフードの使い方

 

 

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

今週はフード選びの話をしてきましたが、今日は最後に、覚えておいてほしいフードの話を書いてみたいと思います。

わんちゃん、ねこちゃん共通の話になります。

フード選び、これは知っておこう!~豆知識編~

何kgのフードを買う?

ごはんを買うときに、どのサイズのごはんを買おうかな?と思ったことはないでしょうか?

はじめは食べるかどうかわからないから…と小さいサイズを買うと思いますが、食べてくれることがわかったら大きい袋の方がお得な感じがしますよね?

特に療法食だと、単価が高いごはんが多いのでなるべくお得に買いたい。。とちょっと大きめの袋を買いたくなるかもしれません。

ただ、気をつけてほしいのが、フードは開けた瞬間から酸化が始まるということです。

フードの酸化は、風味の変化、下痢嘔吐といった消化器症状などを起こす可能性があり、さらに酸化が進んだフードを食べると肝臓や腎臓を障害する可能性も指摘されています。

それを加味して、獣医さんとしては中が個包装になっていないフードの場合は大体1ヶ月程度で使い切る量の袋を購入してもらうことをお勧めしています。

ドライフードのTIP

良いフードの条件として、わんちゃん編でもねこちゃん編でも書かせてもらった通り完全栄養食であることがあげられます。

この完全栄養食というのは、そのフードだけで栄養バランスが取れるように設計されているという意味です。

そんなフードを使う上で少し留意していただきたいことが、トッピングの話です。

食べつきが悪いと、トッピングしてあげたくなるのが飼い主さん心ではないかと思うのですが、一般食を使っている場合でもトッピングが多くなることで栄養バランスが崩れてしまう可能性があります。(トッピングが必要な場合はできるだけ少なめを意識してもらえるといいと思います。)

また、療法食を使っている場合は、その成分構成で病気に対する効果を持たせているごはんなので、トッピングをすることで効果を邪魔してしまうことがあるので注意してください。

どうしても食べつきが悪い場合は、ドライフードは温めると香りが出るので食べやすくなったり、ふやかすと食べてくれる子もいるので、トッピングの前にぜひ試してみてもらえたらと思います。

それでもどうしても食べが悪い場合は、同じシリーズの缶詰などをトッピングに使ってもらうか、同じ効果のある違うメーカーさんのものを試してみるのもよいと思います。

ウェットフードの使い方

わんちゃんもねこちゃんも、ドライフードをメインで食べている子が多いと思いますが、ウェットフードの効果的な使い方も少し触れれたらと思います。

まず、上でも書いたとおり療法食のドライの食べつきが悪いときのトッピング用として使ってもらうのは療法食の成分をくずさないのでとても有効です。

缶詰は開けてしまうと、2〜3日で使い切ってもらった方がいいので、トッピングとして少しずつ使いたい場合は冷凍してもらうといいと思います。

それ以外にも、ウェットフードは水分の量が多いので水分を取らないで困っているケースや、尿の問題があってしっかり水分を取らせたいときなどに使うのも効果的です。

他にも、嘔吐などが続いたあとや体調が悪いときに消化の良いごはんをあげたいときにも有効ですし、薬を飲ますときに粉を混ぜたり、錠剤を包んだりと大活躍します。

最後に

フードの話をまとめているうちに書きたいことが増えてしまって、今回は豆知識編としてまとめてみました。

ちょっとしたことなのですが、頭の片隅においておいてもらえると良いと思います。

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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