獣医さんのコラム(146)獣医さんが解説するめちゃくちゃ痛い病気3選

もくじ

1. ごあいさつ

2.獣医さんが解説するめちゃくちゃ痛い病気3選

  頚部椎間板ヘルニア

  後肢の血栓症

  ・緑内障

 

 

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

病気がさまざまありますが、痛みがあるものは1番しんどいですよね。

今日は、痛みのある病気の中でも痛みのレベルが強い病気の話をしたいと思います。

獣医さんが解説するめちゃくちゃ痛い病気3選

頚部椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアといえば腰のイメージがあるかもしれません。

実際に、症例が多いのは腰のヘルニアなのですが、ヘルニア自体はどの椎間でも起こる病気で、腰の次に多いのが首のヘルニアです。

腰のヘルニアも痛いのですが、実は首のヘルニアはさらに痛みが強いです。

よく言われる例えでいうと、風が吹いても痛いくらいの痛みと言われています。

実際に、首のヘルニアのわんちゃんは程度の差はあるものの痛すぎて動けなくなることも多いです。

ちなみに、神経を圧迫する病気なので重症になればなるほど麻痺に移行して痛みがわからなくなり、四肢が麻痺して立てなくなります。

それを考えると、しんどくても痛みがある方が重症度でいうとマシとも言えるかもしれません。

後肢の血栓症

これはねこちゃんの心筋症で、心臓の中にできた血栓が流れてしまって動脈に詰まってしまう病気です。

急にギャンと鳴いて後ろ足が立たなくなるというのが典型的なパターンです。

血栓が詰まってしまうと悶絶するぐらい痛みが強いです。

痛みもしんどい病気ですが、両足で詰まると6~7割は亡くなってしまうような本当に深刻な病気です。

しかも、半数程度しか心雑音など外からわかる徴候が出ないので、シュチエーションとして隠れ心筋症のねこちゃんが急に血栓症を発症して病気が発覚するようなケースが1番多いです。

緑内障

眼の病気で痛いものの代表がこの緑内障です。

眼の中の房水というお水の量が増え、例えるならパンパンに膨らんだ風船のような状態になるのが緑内障です。

わんちゃんでおこることの多い病気です。

人と比べると、わんちゃん緑内障は急激に眼の圧力(眼圧)が跳ね上がっているような状態になることが多く、かなり痛みが伴います。

目がパンパンの今にも破裂しそうな風船のようになっていると考えるだけでも、痛みのイメージが伝わるのではないかと思います。

そして、眼圧が上がった状態が48〜72時間続くと、視神経へのダメージで視力が喪失してしまうため、痛い上に緊急性も高い病気です。

一方で、慢性移行して常に眼圧が高い状態のわんちゃんもいて、その場合は表面的な症状としてはあまり痛がらなくなりますが、頭痛のような症状があるのではないかと言われています。

最後に

この3つの病気は動物病院で比較的遭遇する病気です。

本当に痛いので、患部を見せてもらうだけでも大変な病気でもあります。

こういう病気は、時間との勝負なのでとにかく早く病院へ向かってくださいね。

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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