獣医さんのコラム(250)獣医さんが解説する子どもと交流するときの注意点

もくじ

1. ごあいさつ

2.獣医さんが解説する子どもと交流するときの注意点

  動物と子ども

  動物のために気をつけるべきところ

  子どものために気をつけるべきところ

 

 

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

G.Wも間近でお出かけの増える季節になりましたね!

本日は、この時期必見!お外で子どもさんに会ったり、お家に子どもさんが遊びに来られた時によくあるシュチエーションでの注意点をまとめてみたいと思います。

獣医さんが解説する子どもと交流するときの注意点

動物と子ども

動物が好きな子は多いですよね。

そして子どもが好きな動物さんも多いと思います。

子どもさんと動物さんが両思いのときは微笑ましくも何も問題ないということになると思います。

子どもさんの側も大抵は動物が身近にいて動物さんと触れ合うことに慣れていることが多いからです。

一方でどちらかの片思いのときは、ちょっと注意が必要かもしれません。

今回はこのどちらかが好きだけど、相手はそうでもないというパターンでの注意点をあげてみたいと思います。

動物のために気をつけるべきところ

まずは、動物のために気をつけるべき点です。

①子どもは大胆!ストレスになることもあり

自分から寄っていくような子は大丈夫なのですが、動物にとって知らない人は怖いという気持ちを持っていることを忘れないであげてください。

特に、子どもさんは間合いの取り方や距離のつめ方が大人とは違うので、いきなり触ろうとして怖い思いをしてしまうこともよくあります。

できれば、抱っこするか前の方を抱きしめてあげて後からゆっくり腰の辺りを優しく撫でるように誘導してあげてくださいね。

前から、急に頭を撫でようとする子も多いので注意です。

②子どもは悪気はない。でも…

お家に遊びにやってきたときに起こりやすいのが、悪気なく追いかけてしまうことです。

ねこちゃんで多いのですが、怖がって隠れようとしている子を追いかけてしまうことがあります。

子どもとしては遊びの一環でも、ねこちゃんにとっては多大なるストレスなので、怖がっているからそっとしてあげてねとお話ししてあげてくださいね。

③威嚇行動がわからないことも

わんちゃんやねこちゃんは、攻撃するときに威嚇行動をします。

大人だとこれ以上はダメだなとわかるものなのですが、子どもさんだとついついテンションが上がって気づかないこともあります。

動物さんにとっても威嚇体勢に入っているということはよっぽど追い詰められているということなので、大丈夫そうに見えても目を離さないようにしてもらい、危ないなと思ったら引き離すようにしてくださいね。


子どものために気をつけるべきところ

逆に子どもが好きな動物さんの場合、喜んで寄っていくということもあると思います。

そういうときに注意してほしいこともあります。

①大歓迎のつもりが…

わんちゃんはテンションが上がると、前足をかけて飛びつこうとしてしまうことってありますよね。
動物さんからしてみたら最上級の大歓迎なのですが、動物に興味がある子でも慣れていないと怖くなってしまう場合があります。

意外と小型犬でも、子どもさんの場合は怖がってしまうことがあるので注意です。

人が多い場所では必ずリードをつけてコントロールできるようにしておきましょう。

②アレルギー持ちのお子さんがすごく多い

子どもの時分だと、いつの間にかアレルギーを発症していたりということがあります。

最近、猫の毛や犬の毛に対するアレルギー持ちの子が本当に多いなと感じます。

ちょっと交流しているうちに、目が痒くなったり咳が出たりということもあります。

特に保護者が近くにいない場合、子どもさんの様子がおかしいようであれば動物さんと離れてもらって脱げるようであれば毛のついた服を脱ぎ、手洗いをしてもらってすぐに保護者の方に見てもらった方がいいです。

あっという間に目の周りが赤くなったなんてことも意外とよくあります。

③手洗いなどもしてもらいましょう

最後に、可能性は少ないものの感染症の話もしておきます。

普段、動物と接している身からすると大丈夫と思ってしまいがちですが、免疫力の弱い小さな子の場合は動物さんが持っている細菌などが害になってしまうこともゼロではありません。

以前コラムVol.193で取り上げたカプノサイトファーガ感染症や、猫ひっかき病といって猫ちゃんの持つバルトネラという細菌が手の傷から感染して発熱やリンパ節の腫れをおこしてしまったりということもあります。

飼い主さんの立場としては、そういったこともあるんだということを頭に入れた上で、手洗いをしてねと声をかけてあげてくださいね。

最後に

とはいえ、あまり考えすぎると交流ができなくなってしまうと思うので、神経質になりすぎず基本を踏まえた上で楽しい時間を過ごしていただけたらと思います。

その一つの交流がきっかけで、新たな犬好きや猫好きが誕生するかもしれません!

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

当サービスのご利用にあたって

オンライン相談では、

診断をつけたり、

お薬を処方することは

できません。

動物たちのより良い生活や

より良い医療のための

サービスであることを

ご理解ください。

サービスのご案内 service
獣医師紹介 doctor
サービスのご案内 service
獣医師紹介 doctor