
もくじ
1. ごあいさつ
3.最後に
ごあいさつ

こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
昨日、ペットホテルの話をしたので、今日はトリミングの話もしておこうと思います。
以前にも取り上げたことがあるのですが、今回は2026年バージョンとしてお話ししたいと思います。
獣医さんが解説するトリミングの心得

負担はある?
毛がどんどん伸びてしまう犬種にはトリミングが必須です。
でも、トリミングって本人にとってどんな感じなんだろう?と思っている方もいるかもしれません。
実際に少しストレスがかかるというのは事実です。
緊張するというのも一つありますし、身体を洗われるのがそもそも好きじゃない子も多いです。
あとは、ドライのときやカットをするときは台の上で同じ姿勢でいないといけないので負荷があるというのもあるかもしれません。
特に注意が必要なのは発作持ちの子と腰や足に持病を持っている子です。
トリミング中に発作を起こしたり、トリミング後に足腰に症状が出ることもよくあります。
獣医さん的おすすめポイント
一方で、獣医さんとしてはトリミングに定期的に通ってもらうのはとても良いことだと思っています。
他の人に身体の隅々まで定期的に見てもらえるのは、かなり貴重な機会だと思っているからです。
トリマーさんに外耳炎や皮膚炎を見つけてもらったり、体表の腫瘤もトリマーさんが見つけてくれることが本当に多いですし、定期的に見ているので大きくなったなど変化も見てくれていることもあります。
あとは、定期的に洗って整えてもらうことで衛生状態も保ちやすいということももちろんあります。
そして、お家で何か気になったことがあってもなかなか病院に行くのは腰が重いという場合も、トリマーさんが病院に行ってくださいと注意喚起して後押しをしてくれるというのも一つの良いところかもしれません。
トリミングサロンを探すときの注意点
一方で注意点もやっぱりあります。
トリミングの技術でいうと、動物病院内のトリミングより、サロンさんの方が高いということもよくあります。
せっかくカットしてもらうなら可愛く仕上げてもらいたいというのは当然のことと思いますが、気をつけたいのが、サロンさんだと高齢期にさしかかってきたり、持病が出てきたりすると、予約を受け付けてくれないという場合があることです。
サロンさんによっては年齢制限を設けている場合もありますし、発作持ちや心臓が悪い子は受けないというルールを設けている場合もあります。
トリミングも病院のようにカルテとして記録が残していることが多いのです。
過去の履歴は貴重なものですし、長く通うと性格や癖も把握してもらいやすいので、できれば長くお付き合いできるところを見つけてもらうのがいいのかなと思います。
そのために、断られる場合があるかどうかはチェックしてもらって選んでもらった方が良いと思います。
最後に
ちなみに、対面での相談会をさせていただいているトリミングサロンさんで、寝たきりの子でも、持病持ちの子でも引き受けているという話を聞いて感動したことがあります。
動物病院にいると、何かの条件に引っかかって断られた子達が病院のトリミングに来られることが多いので、そうやってリスクを取っても引き受けてくれるところがあるのは素晴らしいことだと思います。
ぜひそういうお店を見つけて長いお付き合いをしていただけたらと思います。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ