
もくじ
1. ごあいさつ
・メヒシバ
3.最後に
ごあいさつ

こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
昨日はお散歩での歩き方についてを書きましたが、今日はお散歩中に食べる子が多い雑草についてをまとめてみたいと思います。
前々からまとめたいとは思っていたのですがなかなか機会がなかったので、この機会に前後編に分けて道を歩いていると目につく雑草をピックアップしてみようと思います。
お散歩中に食べちゃう?雑草の毒性!

ネコジャラシ(エノコログサ)

開花期:7~9月
イネ科エノコログサ属
基本的に毒性はなし
飢饉の時に食用に利用されていた記録あり
メヒシバ

開花期:7~9月
イネ科メヒシバ属
ソラニンを含んでいるので食用には適さないが基本的に毒性はなし
ただし、嘔吐などは誘発する可能性あり
カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)

開花期:3~6月
マメ科ソラマメ属
レクチンという毒性を持つ成分を含んでいる(加熱すると無毒化する)
わんちゃんが食べると嘔吐、下痢、胃腸炎などの消化器症状を引き起こす可能性あり
ヒメジョオン

開花期:6~10月
キク科ムカシヨモギ属
ノミなどを含む害虫忌避の効果がある
わんちゃんに対しては弱い毒性があり嘔吐や下痢などの消化器症状が出る可能性あり
草汁は接触性の皮膚炎を起こす可能性あり
最後に
一度、お散歩中に草を食べるようになるとなかなかコントロールするのが難しいですよね。
うちの実家のわんちゃんも手を焼いています汗
お腹を壊す原因でもしかしたら1番疑われることの多い原因の一つでもあるので、食べさせない努力と共にどの雑草がダメなのかの参考になればと思います。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ