獣医さんのコラム(番外編43)獣医さんにとってのクリスマスとは?

もくじ

1. ごあいさつ

2. 獣医さんにとってのクリスマスとは?

3. 最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

本日は、箸休め的番外編第43弾をおおくりしたいと思います。

さて、クリスマスが近づいてきましたね。

キラキラしたイルミネーションを見ると、特に何か特別なことをするわけではなくてもワクワクしてしまいますよね。

さて今日は、獣医さんにとってクリスマスとは?という話をしたいと思います。

獣医さんにとってのクリスマスとは?

クリスマスって一年の中で一番煌びやかなイベントですよね。

毎年、イルミネーションやデコレーションを見ているとワクワクしてしまいます。

ただ、獣医さんたちにとってどうなのかというとというお話を今日はしたいと思います。

病院のスケジュールは大体毎年決まっていることが多く、一部の病院を除き29日30日あたりで仕事納めになります。

クリスマスは祝日ではないこともあって、通常営業なのですが、正直言うと年末のお休み前の追い込み(?)の時期なのでちょっとソワソワしていると言うのが正直なところです。

まず1つには、イベントがある季節はそれにまつわる急患さんが増えるのでソワソワします。

やっぱり多いのは誤食関連です。

とくに、チョコレートの誤食はバレンタインに次いで多いかもしれません。

2つ目は、クリスマスあたりはちょうど長期のお休みの前、1週間をきったところなので、自分の患者さんが体調を崩さないか心配でソワソワします。

具合が悪くなっても自分が側にいたりすぐに動けるような状況ならまだ良いのですが、何か動かせない予定があるときはやっぱりソワソワします。

あとはその関連でもう一つ、患者さんの具合が悪くなって検査機関に検査を出したいと思っても、結果が年明けになるといったパターンもあるので、具合が悪いと電話がかかってくるとドキドキしてしまいます。。

あとは、クリスマスといえばなのですが、動物病院によってはクリスマスに飾り付けしたり、スタッフが当日サンタ帽を被ったりとちょっとイベント風にしていたりすることもあります。

これは、私が直接体験したことではないのですが、クリスマス当日にかなり深刻な初診の患者さんが来院されたことがあったそうなのですが、なんだか不審な顔をされるなと思ったら、後で帽子を脱ぎ忘れて診察室に入って対応していたことに気づいて気まずかったという話を聞いたことがあります。

ちなみに、そのまま年を跨いで入院治療に入ったので、気まずい思いをしたまま予定をキャンセルして年越ししたそうです(汗)

最後に

動物病院は病院だけに、命に関わる場合も少なくないです。

なので、何か起こったら気持ちがそっちにいってしまいがちで、他の先生が診ていてくれていても自分が診れないことに申し訳ない気持ちになってソワソワしますし、予定を断ったら断ったで相手に申し訳ない気持ちになりソワソワします。

なので、クリスマスは獣医さんは絶賛、何も起こらないで!と思っている最中だと思ってもらって差し支えないと思います(笑)

それではまた次回のコラムでお会いしましょう。

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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