
もくじ
1. ごあいさつ
3.最後に
ごあいさつ
こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
本日は、箸休め的番外編第71弾をおおくりしたいと思います。
最近、知り合いの進路の話で大学院についての話題が出て、ちょっと考えさせられたことがありました。
そこでふと、よく肩書きに『博士』とついている獣医さんとついていない獣医さんって何が違うのという話や、獣医さん的にどう思うの的な話を書いてみようと思います。
獣医さん的な資格の価値の話~博士号~
皆さんは、獣医さんの肩書きに『博士』とついていたらどう思いますか?
技術がありそうに感じますか?
実は、獣医さんの中でも、博士号が箔になるというという考え方が結構根強くあります。
なぜかというと、大学附属の動物病院で勤務し、学生も教えている先生は基本的に『博士』です。
そして、大学病院は基本的に二次診療施設といって専門性が高い診療形態です。
それもあって、博士号=専門性が高いイメージが獣医さんの中にあるんじゃないかなと思ったりします。
ただちょっとここにミソがあって、博士号は基本的に診療で取得するものではないんですよね。
大学教員になるためには必須の資格ではあるんですが、診療内容に直接関わっているかというと、一部の研究以外は、ほとんど関係ないというのが正直なところです。
しかも、専任で院生として博士号を取っているパターンと、社会人ドクターとして仕事と並行して博士号を取っているパターンがありさらに複雑なところがあったりします。
なんせ、獣医学部は6年制でさらに院に進学すると4年かかり、計10年も大学で勉強することになるんです。
現役で進学したとしても最短で卒業する頃には28歳…
同級生が一端になっている頃に自分は新卒という状態。。
よっぽど志がないと進学できないのが獣医学部の院というやつかもしれません。
なので突っ込んだ話をすると院生を経て博士号を取っているパターンで一般の動物病院で働いている獣医さんをみると元々大学教員希望だったのか、ただ研究をしてみたいと思って進学したのかな?と思ったりします。
一方で、社会人ドクターで『博士号』を取っていて一般の動物病院で働いている場合は、症例発表など学会活動に積極的なのかな?それとも箔のためなのかな?とちょっと考えたり…
なので、結論的にいうと、博士号だけだとあんまり診療技術の証明にはならないのではと思います。
ただ、博士号にプラスして直近も活発に学会発表していたりするとある程度熱心に診療していると思っても良いかもしれないかなと思います。
ちなみにそれでも獣医学は分野がかなり広いので全ての科においての技術の証明ということにはならないかもしれません。
ただ、最新の知見だったりとアップデートをしている獣医さんということにはなるかなと思います。(ただし、学会発表などが嫌いだけど、技術や知識を磨いている獣医さんも山ほどいるので注意!)
あとはちょっと前から、大学教員が開業するするブームがあって元〇〇大学教員という肩書きの人も多いので肩書きを見るのも面白いかもしれません(笑)
最後に
どんな肩書きを持っていたとしても、最終的に合うか合わないかの方が重要だと思います。
肩書きを見てしまうという方もいらっしゃると思いますが、獣医は使いようというところもあるので、その点はご注意いただけたらと思います。
それではまた次回のコラムでお会いしましょう。

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ