獣医さんのコラム(番外編57)企業が乗り出す最近の動物医療業界!?

もくじ

1. ごあいさつ

2.企業が乗り出す最近の動物医療業界!?

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

本日は、箸休め的番外編第57弾をおおくりしたいと思います。

動物病院も昔からかわっていないようで、段々変化してきています。

獣医師として、最近ひしひしその波を感じているところだったりします。

今回は番外編として、そんな全国的に起こっている動物病院業界の変化についての話をしたいと思います。

企業が乗り出す最近の動物医療業界!?

元々、動物病院は個人経営がほぼ100%という業界でした。

なので、院長先生の苗字をとって○○動物病院という病院が多かったんです。

そして時は流れて現代、動物病院業界がどうなっているかというと、いまだに個人経営の病院の方が多いものの明らかに流れがかわってきています。

今、勢いがあるのは『企業病院』です。

なぜ企業病院が勢いがあるのかというと、動物医療が高度化し資本力がものをいうようになってきたことや、今まで全盛だった個人経営の動物病院が一回り回って後継者問題に直面するようになってきたことも関係があるかもしれません。

動物医療でもCTやMRIといった検査が一般的になってきました。

これらの検査には高額な医療設備が必要になり、ここ10~20年ぐらいにかけて、全国各地で高度な医療機器を備えた基幹病院が作られるようになりました。

基幹病院は設備投資が大きい分、他の小規模の病院からの紹介症例を集めて設備を活用していく必要があります。

それに加え、後継者問題を抱えた病院のM&Aが増えたという流れもあって、基幹病院を持つようになった組織が小規模病院をどんどん吸収し、病院グループが各地で誕生するようになったのです。

有名なところでいうと、JPACグループ やWOLVES HANDグループがそういった病院グループにあたると思います。

また、別の方面から企業病院として、イオングループやアニコムグループも動物病院業界に参入しています。

イオングループは元々ペットショップ付属の動物病院からはじまり、今では基幹病院を各地につくっています。

アニコムグループは元々は動物保険業から始まり、健康診断や再生医療、さらには動物病院にも拡大中です。

それに加え、なんと外国の企業も日本の動物病院業界の参入してきています。

VCA Japanは海外の動物病院グループがつくった日本法人で、その強固な資本力を持って動物病院をどんどん増やしていっています。

その他にもA’alda Japanというシンガポール資本の獣医療プラットフォーム企業が動物病院のみならず、動物病院向けの電子カルテや検査サービスなどにも拡大していっています。

動物病院を使う側からしたら、まだまだイメージがかわるほどの変化は起きていないかもしれませんが、これからどんどんこの波が加速していき、医療レベルの均一化に一役買っていくかもしれません。

ちなみにちなみに、最後に一つ驚きの話を付け加えたいと思います。

昔は考えられなかったことですが、実は病院の企業化の流れの一環で、なんと動物病院が株式上場も果たしていたりします。(日本動物高度医療センターという名前で上場しています)

株式上場によって資本を確保して、設備拡充や全国展開していくというところのようです。

まさに動物病院は資本力時代に突入したと言えるかもしれませんね。

最後に

獣医師側としても、昔は開業がマストの流れだったのですが、今は自分の病院を建てたい!という人ばかりではないので、組織化された病院で働くことでワークライフバランスがとりやすくなるということもあるかもしれませんね。

近くの動物病院を改めて見てみてもらったら、もしかしたら今日書いた動物病院グループがあるかもしれません。

ぜひ今後の流れに注目してみてください。

それではまた次回のコラムでお会いしましょう。

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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