
もくじ
1. ごあいさつ
3.最後に
ごあいさつ

こんにちは。
オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。
暑さも盛りですね。。
お盆を過ぎたらもう少し過ごしやすくなってくれたらと願うばかりです。
さて今回は暑い時に警戒すべき熱中症について、熱中症かも?と思ったらどういう対処をすればいいの?という話をしたいと思います。
獣医さんが解説する熱中症かも?と思ったときの対処法

軽度の場合
軽度と言われると難しいかもしれませんが、わんちゃんの場合はパンティング呼吸(舌を出してハカハカする呼吸)が止まらなくなり、身体を使ってパンティングしている様子(いわゆる肩で呼吸している状態)が続いているようであれば軽度熱中症と考えてもらい対処をしてもらった方がよいです。
特に短頭種の場合は危険なのですぐに対処しましょう。
まずは涼しい場所に移動し、お水を飲ませて呼吸が落ち着いてくるかをみてください。
ちなみに、基本的には普通のお水でよいのですが、スポーツドリンクや経口補水液でも大丈夫です。
ただし、お茶などはカフェインの関係で与えないでください。
すぐに涼しい場所に移動できない場合は、被毛をお水で濡らしてもらうのも有効です。
中等度以上の場合
軽度の時と同様にパンティング呼吸かつ肩で息をしている状態でさらにふらつきや虚さを伴っている場合は、中等度以上、立ち上がれないといった場合は重度と判断してください。
中等度以上の場合は、涼しい場所フェ様子を見ずに、冷やしながら病院へ向かうというのが原則です。
もし可能であれば、体温を測ってもらうもしくは、どれくらい身体が熱くなっているかを確認してもらい、獣医師に伝えてください。
病院に向かいつつ、飲水させ(ポカリスエットや経口補水液でも可)、濡らしたタオルを身体にかけてもらいハンディ型の扇風機などで水分を気化させて体温を下げてください。
病院に向かう際には、先に熱中症疑いであることをあらかじめ連絡しておきましょう。
中等度以上になると、体温を調整している視床下部も正常に作動しなくなり、体温が下がり過ぎてしまったり、高体温によって組織や臓器を障害しているため、基本的には治療のために入院になります。
ねこちゃんの熱中症
ねこちゃんの熱中症の特徴はかなりわかりにくいということです。
身体が熱くて、ねこちゃんなのに開口呼吸をしているという判断しやすいパターンもありますが、ごはんを食べないという症状で来院され、実は暑い部屋に閉じ込められていたやキャリーの中に入って暑い中長時間移動していたなど、状況証拠的に熱中症を疑う場合も多いです。
明らかな高体温、ふらつき、ぐったりといった状態であれば、飲水を促しつつ冷やしながらすぐに病院に向かってもらうのはもちろんですが、ねこちゃんの場合はかなりわかりにくいので、食欲がないうあしんどそうといったぼんやりとした症状の場合でも、熱中症を疑うような状況があったのであれば病院に行ってもらうことをお勧めします。
最後に
毎年暑いはずが、実際この時期を迎えると今年は特に暑いと思いますよね。
最近は、熱中症への意識が高まり、夏場は動物さんのためにエアコンをつけてくださるご家庭が増えてだいぶ熱中症の患者さんも減ったようにも思います。
一方で、ちょっとの油断で熱中症になったといったケースはいまだによくありますのでご注意ください!
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

執筆者
2010年 北里大学獣医学部卒業
大阪、東北の動物病院を経て、
2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医
2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務
2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ