獣医さんのコラム(番外編62)理系脳の獣医がスピリチュアルを信じれるようになった理由

もくじ

1. ごあいさつ

2.理系脳の獣医がスピリチュアルを信じれるようになった理由

3.最後に

ごあいさつ

こんにちは。

オンラインどうぶつ病院Talkvets獣医師の前田です。

本日は、箸休め的番外編第62弾をおおくりしたいと思います。

今回のテーマは『スピリチュアル』です。

動物病院でもそうですが、人の看護師さんでもスピリチュアル系の考え方を持っている人が意外と多かったりします。

はじめは何でだろ?と思っていた私の考え方の変化を今日は書いてみたいと思います。

理系脳の獣医がスピリチュアルを信じれるようになった理由

正直に言うと、昔は医療者がスピリチュアルを信じることにとっても違和感がありました。

みなさんは、医療というとどういうイメージがありますか?

医療とスピリチュアルは親和性があるイメージでしょうか?

もしかしたら、外から見ていると生と死を司る医療はちょっと不思議なベールに包まれていて思想的なことと相性が良く感じるというのはあるかもしれませんね。

一方で、わりと理系脳で理系の獣医学部に入った私自身としては、生き物の生理機能や解剖などを勉強する環境にいると、生と死も含めて全てのことをロジカルに考えてしまいがちで、どうしても医療とスピリチュアルが両立するイメージが持てませんでした。

批判を恐れずにいうと、スピっている人は文系よりの人なのかな?というイメージがあったものです。

というのは、何を信じてどれだけ祈ったしても病気はよくならないという考え方が根底にあるからです。

もっと具体的にいうと、週刊誌などで、民間療法を信じて治療が遅れて亡くなってしまった有名人の話を読むと、なぜそんな選択をしたのか全く気持ちがわからないと思っていたというとわかりやすいでしょうか?

どう考えても医療とスピリチュアルが両立するイメージが持てなかったんです。

でも現場で働き出して15年ほど経った今では、医療関係者にスピリチュアルな人がいても納得できてしまう心持ちになっています。

そして、自分の中にも理詰めで考えたい面とちょっとスピリチュアルを信じていてもいいかなという面が同居できていたりします。

それはなぜかというと、実際に現場にいると、なぜなのか説明ができないようなことを良いことでも悪いことでも身をもって体験するからです。

例えば、そんなにいつもは遭遇しないような病気が連発したり、もう絶対にダメだと思った子が奇跡の復活を遂げたりということが起こったりするわけです。

あとは、自分が治療していて同じような年齢や条件の子でも、良い運気に乗っていると感じる子はやっぱり良くなったり、いくら頑張っても悪い循環に入ってしまった子はなかなかうまくいかないということもあります。

他にも、これは何となくまずい気がするという変な勘が結構当たったりすることもあったりします。

もしかしたら、一つ一つの事象を解析すると何か法則として説明がつく可能性もありますが、確かに世の中には不思議なことや、自分の力ではどうしようもない力や流れというものがあるかもしれないと感じさせられるというのもまた事実です。

あとは、年齢を重ねて、自分の計り知れない不思議なことがあってもいいかもしれないし、そう思っていた方が幸せかもしれないなと思うようになったというのも大きいかもしれません。

依然として、信仰や超人的な力が病気から救ってくれるとは全く思わないですが、今は医療としてベストを尽くした上でプラスαがひょっとしたら何か良い流れをつくってくれたらと思って祈っていることもあったりします(笑)

最後に

医療業界にいて何をどうしてもどうにもならないという経験をしなかったら、自分の中で理論的に考えたい部分と世の中には不思議なこともあるのかもと思う部分が今の形で共存していなかったかもしれないなと思ったりします。

みなさんはいかがでしょうか?

それではまた次回のコラムでお会いしましょう。

執筆者

2010年 北里大学獣医学部卒業

大阪、東北の動物病院を経て、

2015年~2016年 北里大学附属小動物医療センター研修医

2016年~2024年 大阪市内の動物病院の開業業務にたずさわり、院長として勤務

2024年 オンラインどうぶつ病院Talkvets立ち上げ

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